2008年4月アーカイブ

渡部さんは皆さんからの暖かい、大きな期待を背中にしょってイギリスへ旅立ちました。
まだ連絡はありません。(当たり前!まだ着いていないのだから・・・)
あー僕も行きたかった・・・。

日本だって盛り上がっていますよ!

4月14日の記事「これはファンタジーではありません。」にコメントを頂いたチャオさん
いつもありがとう!

こんな内容でした。

SHINGO様

こんばんは。チャオです。
クリーム色となると、『アーケイド』と間違えそうですね。
う?ん、難しい( ̄ー ̄?)
http://www.oomorikaki.co.jp/today2/kyo04.html

コチラのサイトはいかがでしょう。

☆うちのは白orクリーム色に紫がほんのり…デカイ花!!
http://blogs.yahoo.co.jp/cym_rukkora/5604872.html

☆埼玉県高成園さんのクリーム色の八重咲きフリージア!
http://www.aoyamaflowermarket.com/shop/blog.php?i=4354

ありがたいですね。
その中のこれ↓

☆うちのは白orクリーム色に紫がほんのり…デカイ花!!
http://blogs.yahoo.co.jp/cym_rukkora/5604872.html

こちらも

なんとも優しい色のフリージアで惹かれました。
僕だけでなくファンタジスタたちみんなが。

ファンタジスタの一人、佐藤進さんがこのブログを立ち上げているルッコラさんにコンタクトをとってくれたのです!

佐藤さんすごい。

そして!ルッコラさんが返信を下さった!!

ルッコラさんもすごい。

そしてブログにのせたもの以外の、そのファンタジーライクなフリージアの写真をたくさん送ってくれた。

ありがたい!

ますます惹かれます。えっ!なんと庭にまだ少し咲いているとの事。

やった!

佐藤さんがルッコラさんに連絡をとり、そのフリージアを切り花にして下さることに!

いいのですか?ありがとう!!

その花を山下さんに見てもらうために八丈島まで送っていただいた!
山下さんは日本で始めてファンタジーを輸入した人!
本物のファンタジーをたっぷり見ている人!

さぁファンタジーなのか!どうなのか???

その夜、山下さんから電話があった。

どうっ!!!???

これはすごい!
この20年で見たフリージアの中で一番ファンタジーに近いように思える。
本物のファンタジーを見たことがある人、みんな集めて今夜会議をするぞ!

えーー!!
そして、その会議の結果は?

ゴメン・・・それはまだ聞いてない・・・。

もう・・・山下さんからの電話・イギリスからの電話・・・。
携帯がなるたびにドキドキしちゃって。
一人でドキドキするがいやなので、皆をこうやって巻き込みます!

さぁどうですか!?
日本も盛り上がっています。

このブログを立ち上げ、大勢の人が楽しんでファンタジーを探してくれる。
そして、これか!?というコメントを下さる。
探しだされた人が、またファンタジーの魅力にひかれ、自宅の花を切ってまで協力してくれる。
球根までくださるという!
そしてその花が、日本で始めてファンタジーを輸入した人の心を揺さぶる・・・。

なんてすごいのでしょう!

これぞ「ファンタジーの力」いや「花の力!」

僕は誰がなんと言っても「花の力」を信じています。

富山県砺波市に住む渡部哲次さんは、生まれながらの植物大好き少年。

残っている子供のころの写真といえば、種まき姿や植え替え姿、土をふるったりしているものばかりだそう。
ちょっと普通じゃない少年だった!?
しかも小学校時代、花の水やり当番は、立候補して誰にも譲らなかったとか!
そんな花好き少年が珍しく、地元の新聞記者がしょっちゅう取材に来たらしい。

渡部少年8歳の時(ちなみに僕と同級生、40歳です。だから32年前)タキイ種苗の通販カタログを見て一目ぼれした花がありました。

そう、ファンタジーです!

その当時、フリージアといったら濃い黄色、いわゆるバターイエローを呼ばれるものばかりの中で、このファンタジーはまるで「月の光」に見えたようです
8歳でファンタジーの色を「月の光」と感じるあたり、やっぱり普通じゃない!?

そのころ1ヶ月のおこづかいが500円だった渡部少年は、この日本的ななんとも優しい色のフリージアを買うために3ヶ月何も買わずにお金をためたとの事。
1000円以上の大金をはたいて注文したファンタジーがようやく届きました。

3球。

宝物のような花が咲いたときのことは一生忘れられないと語ります。
まさにファンタジスタ!!


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今では日本を代表する球根植物の研究家になられた渡部さんに、ダブル・ファンタジー探しの話を僕がしたのは12月。
電話でした。

「ファンタジー」というフリージアを知っていますか?
「もちろん!忘れられない思い出の花です」
「それがジョンレノンのダブル・ファンタジーというアルバムタイトルに関係があるのです」
「その花こそがジョンの心を揺さぶったフリージアなのです」
「絶句・・・」
「探させて下さい」
「本気で、探します」

世界で手に入る球根植物の資料のほとんどを調べつくした渡部さん。
すべてのネットワークもつかいました。
そして・・・・・・。

みなさま、ここまで読んで下さって有難うございました。
実は渡部さんより教えていただいた、最新情報を紹介します。
何も隠しません。全部です。
これは皆で共有したいのです!

すごいです!
鳥肌が立ちました・・・。
ファンタジスタ渡部・・・ホントすごいです。

以下、箇条書き。いいですか?一気に書きます!!

・ファンタジーは1960年、イギリスのJ.A.M.Goemans(ゴーマンさん)によって作出される。
・最初にこの花を世界に紹介したのはオランダのM.C.van Staaveren (スターベレン)という会社。ここはアルストロメリアという花でも有名。
・ファンタジーは1960年。オランダ球根協会(B.C)で優秀賞(A.M)を受賞。
・1960年。英国王立園芸協会(R.H.S)でも優秀賞(A.M)。
・1961年には英国王立園芸協会(R.H.S)でなんと最優秀賞!(F.C.C)
・J.A.M. Gomans and R.Aによるナーセリー(農場)は今も存在。名前をParigo Ltd.(パリゴ)という。
・そのナーサリーの場所はSpalding,United Kingdom (スポルディングというところ。)

・以上の資料はすべてInternational Checklist for Hyacinths and miscellaneous Bulbsより

ふう。すごい・・・。

次!

・これまで渡部さんの考えられる場所はほとんどあたったとのこと。
ファンタジーを探す上で、大事な場所はあと残すところ2箇所しかないと考えます。

・一つは園芸植物のなかでも、球根植物ばかりをひたすら保存している園芸研究所がオランダにあるそうです。ここに手がかりがあるかも。
・そして何よりパリゴ!!!そうゴーマンさんの農場です。
・パリゴに行けば相当の情報がありそうです。
ファンタジーを祖先にもつ品種がそこにあるかもしれないし。
ファンタジーの親を教えて下さるかもしれないし。
どんな思いでその八重咲きのフリージアにファンタジーと名づけたのかも聞けるかもしれない。
そして何より、ファンタジーそのものがあるかも・・・。
・でもそこまで分かっていて、何故これまでパリゴにメールなり手紙でコンタクトをとらなかったのか、渡部さんに聞いてみました。
「花を愛している人とは直接会ってお話しするのが一番と信じています。かならず心が一つになれるから。目をみて話せばすべて通じ合うはずです。」

次!

・ここで信じられないことが起こります。渡部さんが富山県砺波市の市長に呼ばれ「今年のチューリップサミットに行ってくれないか?場所はイギリスだから」と。
・このサミットは4年に一度開かれ、球根植物を看板とする国や地域の親睦会的な要素がかなりあるそうです。
つまり渡部さんのような球根植物の専門家ではなくて、むしろ行政の広報的な人が行くのが通例との事。
渡部さんが行くこと自体が異例中の異例なのです。
・しかも、しかも場所がイギリスでした。(4年前はオーストラリア)
・しかも、しかも、しかも!イギリスの「スポルディング」なのだ!!!ゴーマンさんの農場のあるところなのだ!!!!
・渡部さん、ここで鳥肌・・・。

・僕も鳥肌・・・。

さて渡部さん。4月29日にイギリスへ出発なんです。もう明日です。

このブログを見ているファンタジスタのみなさん。
渡部さんに心を合わせましょう。
ジョンに心を合わせましょう。

ファンタジーを追い求めて1年と2ヶ月。

最大の山場が訪れました!!

実は・・・3月に僕は「ダブル・ファンタジー」という名前で商標を出願しました。
つまり僕以外、鉢花・切り花・球根・種など植物に「ダブル・ファンタジー」という名前をつけられないということ。

これは「ダブル・ファンタジー」にお金儲けは似合わない!との強い想いから。
この花は誰か一人のものではない。
みんなのものです。
世界中の人のものです。

自分のものにしてるじゃないかって!?

違う・・・。

いつの日かファンタジーが見つかったら・・・。

大きなファンタジーの花束と、「ダブル・ファンタジー」の商標の権利を・・・
セットにしてオノヨーコさんにプレゼントするのだ!
どうだ!!

さぁ一緒にファンタジーの世界へ!

・・・そこで!こんなページを作ってみました。
ファンタジスタたち

右のカテゴリ「ファンタジスタ名簿」からも入れます。

登録あれ!

やぎゅうしんご

なんだか盛り上がっていてうれしい。
最高にうれしい。

昨日のチャオさんのコメントにありました。

「ところで『ダブルファンタジー』の子孫は現在の品種でコレ!っていうのは
判明してるんでしょうか?」

そう、まさにこれ。
判明しておりません。
これをモーレツに探しています。

なぜなら、この偉大な花「ファンタジー」を祖先に持つ、現代の「ダブル・ファンタジー」という新品種を新しく作ることも僕らの大きな目的の一つだからです。
それには血を引いた末裔がどうしてもその親として必要なのです。

どこかにヒントはないものだろうか?

やぎゅうしんご

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いとうです。ダブルファンタジーの話の発端あたりから、ひたすら応
援団的に「やれ! 行け!」と言ってるだけの存在です。
 
しかし、これは何よりも夢見る力が必要なプロジェクトですから、大
きな未来図を描く応援団もまた必要なのだと思います。
 
花が銃より強いことがある。その真実を、凶弾に倒れたジョン・レノ
ンのためにも世界に訴えたい。
 
だからこそダブルファンタジーが咲いて欲しいのです。

 以上が僕からのメッセージです。よろしく!


すごいメッセージありがとうございます!
もっとすごいせいこうさんのメッセージ、ここにあります!

柳生真吾

4月17日の真吾さん!
「求む!ファンタジスタのコメント。」

やばい!真吾さんが助けを求めている・・・なんとかせにゃ-。
早く、「ファンタジスタ」&「オーシャンズイ11」の皆様コメントを入れてくだされと・・・でもまて僕もそのファンタジスタだ!
そう、別名で時々参加してはいるがいざファンタジスタになって書き込むとなるとかなりの勇気がいる。でも書かないと・・・ん?。難しい!そうだ挨拶からだ。

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こんにちは!佐藤進です。
よろしくお願い致します。
また、このブログに書き込んでくださる皆様!今、最高に盛り上がっていますね。いつもありがとうございます。
最初は仲間内で始まったコメントも今ではたくさんのファンの皆様に囲まれて嬉しく思っております。

さてさて、何から書いていいものか?
ん?。やっぱりこれこれしかない!

真吾さんは学生の頃からビートルズの大ファンだって言う事は知っていました。
ジョンの事で昨年から何かやっている事も知っていました。
今年になってお酒を交わした日、突然!
真吾さんは僕にジョンの話を一時間以上も熱く熱く語ってくれたのです。「ダブルファンタジーを探すんだと・・・。」
胸が熱くなる最高にいい話を聞きながら何度何度も思いました。「僕も参加させてください」と、
でも、はたして僕に何ができるのだろう・・ビートルズは聴くがジョンの事になると・・・
そんな事を思うとそこまで出かかっているのに言葉にできませんでした。

でも、でも、デモですよ真吾さんの方から「一緒に・・・」と、言ってくれたんです。
あの時はもう大変でしたよ。うれしくて。うれしくて。

今でも何もできずに参加していますが、あの時思っていた「僕に何ができるんだろう。」と言う言葉は今僕の中から消えています。
そう、熱い気持ちはみんなと一緒だから。
そして、この仲間たちと共にいられる事・・・今最高に思っています。

だから、皆様もいっぱい参加してください。
みんなの力でこんなにすごい夢のある話をもっともっと盛り上げて行きましょう。
必ず僕と同じ気持ちになれるはず・・・
待っています。。。。

佐藤 進

八丈島の山下さん。
そう、日本で始めてファンタジーを輸入した山下さんにいただいたファンタジーの写真です。

最近では夢にまで出てくる写真です。

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ちょっと最新の情報を箇条書きで・・・。

・NHKのすごい大きな番組で取り上げてくれるかも。まだ確定ではないけど。

・育種家の矢澤さんがウイルスにも強い、そして香りのよい、野生種の(原種の)フリージアを手に入れたゾ、と連絡が入りました。この遺伝子があれば、現代のファンタジー作りに大きな一歩を踏み出せると興奮。

・黒田高碩さんと矢澤さんがバミューダ植物園にコンタクトを取ろうとしています。この植物園こそジョンレノンとファンタジーが出会った場所。
これはハルキチさんの書き込みがきっかけです。
そうだハルキチさん!バミューダでファンタジーを集めているとの情報はどこから得たのですか?

・黒田高碩さんがバミューダにいくぞ!って叫んでる。

・柳生真吾が5月に「たけしの誰でもピカソ」に出演することになっています。そこでも取り上げてくれることに!

・これまでの全情報をオノヨーコさんに知らせるべくジョンレノンミュージアムの渡辺さんと柳生真吾が準備しています。

・ゆうどきネットワークではずっとこれを追いかけて行きたいと。

・佐藤進さん。個人のブログのページで気になるフリージアを載せている人に直接アタック中。

・そして、そしてなんとダブル・ファンタジーのストーリーを映画にしたいという方も!!!いとうせいこうさんより。

ふぅ。まったくすごいことになって来ました・・・。柳生真吾

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イボンヌという品種です。
最近も出回っている種類です。

前回の記事にコメントしてくれたチャオさんはじめ皆さんに参考になるかと思って・・・。

ファンタジーは幻の花ですから僕も見たことがありません。

これまでの沢山の人の記憶や、数少ない写真を総合すると!

この「イボンヌ」という花がもう少しクリーム色に近づいた感じ。

こうやって何重にも花びらが重なっていて、もう少しクリーム色!

どうですか!?
あなたの家に庭にありません?

あぁ・・・どこ歩いていても気になる・・・この言葉・・・。

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すごい!ありがたい!

何と趣味の園芸の講師としても活躍されている若松康史さんから資料が5冊も届きました。
すべてファンタジーが乗っているカタログや雑誌。

僕らがこの一年間、色々なネットワークで調べている中で、手に入れることが出来た写真はたった5枚・・・。

一気に資料が増えました!
ありがとうございます。

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そして!
このセピア色した「朝日園芸百科」!!

昭和60年発行と書いてあります。

なんとこの中のファンタジーの記事にすごい手がかりがズラーッと書いてある!

うわぁ。
そうなんだぁ。
イギリス生まれなんだぁ・・・。
しかもねずみ年!
あぁ生みの親まで書いてある!

早速、育種家・矢澤秀成さんに知らせよ!

若松さん、貴重な情報をありがとうございました!
ものすごい一歩です!

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「幻の花 ダブル・ファンタジーを探して」生放送、ゆうどきネットワークで語らせてもらってきました!

山本哲也アナウンサー、安部みちこアナウンサー、宮本愛子アナウンサー。
そしてスタッフの皆さん、今日は有難うございました!

4月7日。ついにファンタジーが大きな船出をした記念日のように感じます。
探し初めて1年・・・。
うーん、感無量

沢山、感想をいただきましたよ。
うれしいメール、電話ありがとうございました。

中でも一番多かったのが「いい大人が夢中になっている姿が良かった」と・・・。

確かにおっしゃるとおり「いい年した大人」です・・・。
いや大人の姿を借りた子供。
そうさせる何かがこの花にはあるようです。
不老不死の香りがする花です。

「ファンタジーが見つかったらオノ ヨーコさんにプレゼントしたいのです」のコメントも共感していただけたようです。
でもね、きっとヨーコさん喜んでくれると思うのです。
ジョンとヨーコさん2人の(ダブル)幻想・夢(ファンタジー)のシンボルのような花ですから!
ヨーコさんのうれしそうな顔が見たくて・・・。

早速にコメント、情報ありがとうございます。
何かすごい似てる花のサイトがあります。
現在、黒田ファンタジー鑑定士に確認中です。

みんなで探しましょ!
この花に関わると子供にかえれますよ。

ファンタジーを探すファンタジスタ!
なまか大歓迎、募集中です。

ジョンレノンにまつわる幻の花「ダブル・ファンタジー」を追い求める
六人(ファンタジスタ!?)。
沢山の応援を背に、ついに先日八丈島まで捜索のため乗り込んでしまった・・・
(何がここまで人を突き動かすのか?)

7日月曜日、この模様がNHKで40都道府県で放送されます!
(近畿地方は放送されません・・・すみません。)

NHK総合 ゆうどきネットワーク。
4月7日(月)夕方4時50分から6時までの生放送のなかで取り上げられます!題して「ダブルファンタジーを探して!」

もちろん八丈島のことだけでなくて、これまでの「ダブル・ファンタジー」の
物語も紹介します。

僕がこの花を探し始めてちょうど1年たったところ。
いよいよ、この夢のある物語。全国放送で取り上げられるようになったことに
感無量です。

これほどまでの公の場で紹介するのは初めてのこと!

明日は僕もスタジオにお邪魔して、生でも語ってこようと思います!
是非、保存版で見てください。

録画!ろくが!
それに、この人!ッていう方がいたら宣伝を頼みます。
よろしくお願い申し上げます。

(ダブルファンタジーストーリー ?TV初登場です!!)

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僕たちファンタジーを追い求める仲間達(ファンタジスタ!!)は今2つの道のりでこの黄色い花にアプローチしています!

一つは忽然と姿を消し、幻の花となった「ファンタジー」そのものを探す道のり。
そしてもう一つは、名花「ファンタジー」を親に持つ「現代のファンタジー」を新しく作るという道のり。
まだ見ぬその花を仮に「ダブル・ファンタジー」と名づけましょう。

世の中には新しい花を作り出す手を持つ人たちがいます。
育種家といいます。

我らファンタジスタの一人、育種家・矢澤秀成さんを紹介します。

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このファンタジーの夢に魅せられ、先日は鳥取から日帰りで八丈島捜索プロジェクトに参戦した熱き育種家です。
彼の頭の中にはもう「新しいダブル・ファンタジー」の事しかないようです。

かれが見つめるこの花たちこそ、八丈島でいただいてきた重要な遺伝子を持つフリージアたちです。
他にも何品種もこのカメラのフレームの外にズラーッと。
すべては見せることが出来ません。ナイショです。
この花が新しい「ダブル・ファンタジー」の親になるのです!!

このファンタジーなストーリーにお金儲けは似合いません。ファンタジスタ誰もが、自分の意思で参加し、自分のお金を使い、プライベートのスケジュールの中で捜索をしている。

矢澤さんもしかり。

きっとこれから何年かかけて素晴らしい花が出来ることでしょう!
これぞ現代の「ダブル・ファンタジーだ!」という素晴らしい花が。

矢澤さんいわく、その花の権利(パテント)はすべてしかるべきところに譲るとのこと。
僕はそれを聞き、迷わず協力をお願いしたのです。
キレイな心の持ち主、矢澤秀成さんにファンタジー品種改良プロジェクトをすべて任せたのです。

そんな矢澤さんや僕らに共感してくださる育種家や研究者、農家の皆様。
もしも「何か手伝おうか?」と思って下さる育種家や研究者、農家の皆様。
是非、矢澤さんがチームを作りたいと申しております。
日本に限らず世界にも(イギリスにも)育種チームを広げて行きたいと申しております。

われこそは!と手を上げてくださる方!
矢澤秀成さんにメールを!

yazawa@mountain.ocn.ne.jp

NHK出版 趣味の園芸テキスト 昭和63年(1988年)2月号から

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八重咲きのフリージア「ファンタジー」
ちょうど20年前の記事です。

そして沢山の人の証言から、ファンタジーが人目を避けてどこかに隠れてしまったのも20年前。

もしかして、あなたの庭に咲いていませんか?

約1年前。2007/03/05。
僕のダブルファンタジーへの想いはここからはじまったのです。
ジョン・レノンミュージアム副館長、渡辺正利さんからの手紙を紹介します。


柳生真吾様

前略
大変ご無沙汰いたしております。
その節は、当ミュージアムにお立ち寄り頂きまして、まことに有難うございました。

さて、この度お便りをさせて頂きましたのは、「園芸」の専門家でもあり、ジョン・レノンの音楽にも深い理解をお持ちの方でないと解決できない問題が発生したからであります。

ご存知のように、今から27年前(1980年6月ころ)、ジョン・レノンは、英国領「バミューダ」の首都ハミルトン市にあります植物園内で、そこにあったお花の名前に感銘を受け、最後で最大の「アルバム」のタイトルにしました。

このエピソードは、よく知られており、ジョンがインタビューの中でも話題にしていますが、私も含め世界中のジョンのファンにとって、その花は、どんなお花で、どんな色をしていたのか誰も知らないのであります。

そこで、インターネットを使って調べ始めましたところ、植物園は現在もあり、ジョン・レノンファンの観光客がわざわざ訪れる場所であることが判明しました。
又、球根であることも、花の色についての記述もありました。

しかし話を複雑にしている理由のひとつに、現時点で「ダブル・ファンタジー」という名が付いた「クリスマス・ローズ」が市販されているのです。

私の想像では、「ダブル・ファンタジー」で検索して「クリスマス・ローズ」の「ダブル・ファンタジー」を発見したしたジョンのファンが喜びのあまり、早合点して「クリスマス・ローズ」の方の情報をネットに流してしまい、それが流通しているのではないかと考えるのですが明確な理由にはなっていません。

このまま放って置くと正しくない情報がいかにも正しいかのごとく世界中に出回ってしまう恐れもあり心配になります。

そこで「園芸」と「ジョンレノン」の共通の理解の深い柳生様にこの真実に迫っていただきたい、とお願いの手紙を出させていただくことになった次第です。

もし真実が判明しましたら、ジョンのトリビュートデイには、そのお花と同じ種類のお花でミュージアムをいっぱいに飾りたいと考えております。

それでは、またお目にかかれる機会を楽しみに、ますますのご活躍を祈念いたしております。

ジョン・レノンミュージアム
渡辺 正利

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すべては、この手紙からはじまったのです。
興奮した僕はすぐに世界的なプロナチュラリストの荻巣樹徳さんに連絡を取り、この話を
伝えました。
「そんな夢のある話、喜んで参加させてもらうよ!」と二つ返事です。
世界中の植物園、大学、また知り合いに連絡を取ってくださったようです。

さすが世界の荻巣さん。意外にも早くこの花の正体に行きついたのには驚きました。

それは「ファンタジー」という名のフリージアだろう。
黄・大輪・八重でかなり当時は流通した品種とのこと。

・・・ただ、アルバムタイトルは「ダブル・ファンタジー。」
そう「ファンタジー」ではないのです。
でもこれも荻巣さんは簡単に推理してみせます。

「ダブル」は園芸用語で「八重咲き」だからいいんだよ。
バミューダ植物園の名札にはきっと英語で「八重咲きファンタジー」と書かれていたはず。
きっとそれを読んでジョンはピンときたのだよ。と。

そうか!それで「ダブル・ファンタジーなのか!」

柳生真吾