ファンタジスタ 渡部哲次

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富山県砺波市に住む渡部哲次さんは、生まれながらの植物大好き少年。

残っている子供のころの写真といえば、種まき姿や植え替え姿、土をふるったりしているものばかりだそう。
ちょっと普通じゃない少年だった!?
しかも小学校時代、花の水やり当番は、立候補して誰にも譲らなかったとか!
そんな花好き少年が珍しく、地元の新聞記者がしょっちゅう取材に来たらしい。

渡部少年8歳の時(ちなみに僕と同級生、40歳です。だから32年前)タキイ種苗の通販カタログを見て一目ぼれした花がありました。

そう、ファンタジーです!

その当時、フリージアといったら濃い黄色、いわゆるバターイエローを呼ばれるものばかりの中で、このファンタジーはまるで「月の光」に見えたようです
8歳でファンタジーの色を「月の光」と感じるあたり、やっぱり普通じゃない!?

そのころ1ヶ月のおこづかいが500円だった渡部少年は、この日本的ななんとも優しい色のフリージアを買うために3ヶ月何も買わずにお金をためたとの事。
1000円以上の大金をはたいて注文したファンタジーがようやく届きました。

3球。

宝物のような花が咲いたときのことは一生忘れられないと語ります。
まさにファンタジスタ!!


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今では日本を代表する球根植物の研究家になられた渡部さんに、ダブル・ファンタジー探しの話を僕がしたのは12月。
電話でした。

「ファンタジー」というフリージアを知っていますか?
「もちろん!忘れられない思い出の花です」
「それがジョンレノンのダブル・ファンタジーというアルバムタイトルに関係があるのです」
「その花こそがジョンの心を揺さぶったフリージアなのです」
「絶句・・・」
「探させて下さい」
「本気で、探します」

世界で手に入る球根植物の資料のほとんどを調べつくした渡部さん。
すべてのネットワークもつかいました。
そして・・・・・・。

みなさま、ここまで読んで下さって有難うございました。
実は渡部さんより教えていただいた、最新情報を紹介します。
何も隠しません。全部です。
これは皆で共有したいのです!

すごいです!
鳥肌が立ちました・・・。
ファンタジスタ渡部・・・ホントすごいです。

以下、箇条書き。いいですか?一気に書きます!!

・ファンタジーは1960年、イギリスのJ.A.M.Goemans(ゴーマンさん)によって作出される。
・最初にこの花を世界に紹介したのはオランダのM.C.van Staaveren (スターベレン)という会社。ここはアルストロメリアという花でも有名。
・ファンタジーは1960年。オランダ球根協会(B.C)で優秀賞(A.M)を受賞。
・1960年。英国王立園芸協会(R.H.S)でも優秀賞(A.M)。
・1961年には英国王立園芸協会(R.H.S)でなんと最優秀賞!(F.C.C)
・J.A.M. Gomans and R.Aによるナーセリー(農場)は今も存在。名前をParigo Ltd.(パリゴ)という。
・そのナーサリーの場所はSpalding,United Kingdom (スポルディングというところ。)

・以上の資料はすべてInternational Checklist for Hyacinths and miscellaneous Bulbsより

ふう。すごい・・・。

次!

・これまで渡部さんの考えられる場所はほとんどあたったとのこと。
ファンタジーを探す上で、大事な場所はあと残すところ2箇所しかないと考えます。

・一つは園芸植物のなかでも、球根植物ばかりをひたすら保存している園芸研究所がオランダにあるそうです。ここに手がかりがあるかも。
・そして何よりパリゴ!!!そうゴーマンさんの農場です。
・パリゴに行けば相当の情報がありそうです。
ファンタジーを祖先にもつ品種がそこにあるかもしれないし。
ファンタジーの親を教えて下さるかもしれないし。
どんな思いでその八重咲きのフリージアにファンタジーと名づけたのかも聞けるかもしれない。
そして何より、ファンタジーそのものがあるかも・・・。
・でもそこまで分かっていて、何故これまでパリゴにメールなり手紙でコンタクトをとらなかったのか、渡部さんに聞いてみました。
「花を愛している人とは直接会ってお話しするのが一番と信じています。かならず心が一つになれるから。目をみて話せばすべて通じ合うはずです。」

次!

・ここで信じられないことが起こります。渡部さんが富山県砺波市の市長に呼ばれ「今年のチューリップサミットに行ってくれないか?場所はイギリスだから」と。
・このサミットは4年に一度開かれ、球根植物を看板とする国や地域の親睦会的な要素がかなりあるそうです。
つまり渡部さんのような球根植物の専門家ではなくて、むしろ行政の広報的な人が行くのが通例との事。
渡部さんが行くこと自体が異例中の異例なのです。
・しかも、しかも場所がイギリスでした。(4年前はオーストラリア)
・しかも、しかも、しかも!イギリスの「スポルディング」なのだ!!!ゴーマンさんの農場のあるところなのだ!!!!
・渡部さん、ここで鳥肌・・・。

・僕も鳥肌・・・。

さて渡部さん。4月29日にイギリスへ出発なんです。もう明日です。

このブログを見ているファンタジスタのみなさん。
渡部さんに心を合わせましょう。
ジョンに心を合わせましょう。

ファンタジーを追い求めて1年と2ヶ月。

最大の山場が訪れました!!

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コメント(19)

すごい すごすぎる!!!
ほんとに、鳥肌ものです、信じ貫く気持はやはり必ず成し遂げられ叶う、信じるものが勝ち!というのが証明されたと思います
花を大切に大切に可愛がると必ず応えてくれますよね、まだ見ぬダブル・ファンタジーにみんなの想いが伝わったように感じます
そしてイギリスには導かれたのだと信じてます

渡部さん、素敵な時間と出会いがありますように、みんなで渡部さんの帰りを待っています

どうか気をつけて、行ってらっしゃい*^^*

渡部哲次さん。
感動です。
「月の光」に感動しています。
そうして イギリスに行かれる
との事 こうして一歩 一歩
導かれて行くんですね。
みんなの夢を背負って行って
来てくださいませ。
背中に羽が生えてるんじゃないかと思います。
きっと。きっと。ね。
真吾さんとの出会いが
虹の架け橋になりますように。

一気に読みました。ドキドキしてきます。早く結果が知りたいです。

渡部哲次さん。
鳥肌。です。
感動。です。
真吾さんにパワーが来てるのを
感じています。
熱い思いが伝わって来て
きっと 叶う日が来る事を
私も 祈っています。
奇跡は起こる。
きっと。きっと。

朝一番、八ヶ岳便りから飛んできました。

す・ご・い!
人の思いって、つながって、人を動かしていきますね。
私はクリスチャンなんですが、牧師から「偶然はない。全ては必然」という言葉を聞き、今も印象に残ってます。
一つの糸につながれていたかのような出来事一つ一つに、大げさではなく、導きを感じた気がします。
渡部さんの旅は、たとえそこで、一つの結論に至らなくても必ず次のステップになるであろうと思います。

God bless you!

すごいです!
花を愛している人とは直接会ってお話しするのが一番、とのこと。
そうですよね、花には不思議な力があると思います。
渡部さん、どうか気をつけて行ってきてください。
お帰りを楽しみに待っています。

一気に読みました!
何度も読み返しました!

すごいです!
具体的に言えないくらい、
すごいことだらけです (*'▽'*)

ワクワク気分が一転、ドキドキドキ。。。

真吾さんの公開された
『ファンタジー』の美しい写真を見て、
ずっと、ずっと、なんと表現したらいいものか、
と思っていましたが、
『月の光』でハッとしました。
まさに、渡部哲次さんのおっしゃる通りです

そして、このタイミングで導かれるようにイギリスへ。。。
どうか、ご無事で帰ってきてください。

やった?!て感じ!!!
すごい、すごい!
夢は願えば必ず実現する・・・実感です!!!

ファンタジスタ・・・・・・

渡部さん、せいこうさん・・・そして真吾くん

はじめまして。
毎日の八ヶ岳だよりを楽しみにしております。
当然ダブルファンタジーの情報も気になっております。
私の好きな花の一つがフリージアです。
かわいい花、そしてとてもいい香り・・・早く見てみたいですね。ダブルファンタジー!!
私も心の中でいつも応援しています。皆さん頑張ってください!

砺波チューリップ講演で熱い柳生さんの講演に感動しました。ありがとうござい
ました!
「ファンタジー」に私の夢ものせてください。
 イギリスでの成果を期待しています!楽しみにしています。

スゴイスゴイ!
本当に導かれるようなお話です。


ダブルファンタジー、この仲間になれて良かったと改めて思いつつ、ワクワクしながら渡部さんの帰りを待ってます。
(#^.^#)

はじめまして。偶然、休日にチャンネルを合わせたNHKで『ダブルファンタジー』の放送を見て、ジョンのアルバムのタイトルが花の名前だったことを知り、感激しました。早速、ブログをお気に入りに登録して、今日、久しぶりに開いたら、渡部さんの出発のことを知り、私も皆さん同様、興奮しています!!
 ジョンの暗殺の時、大学生でした。ラジオから何度も何度もこのアルバムの曲が聞こえてきたことを覚えています。もちろんこのタイトルはジョンとヨーコ二人のファンタジーという意味だとばかり思っていました。
卒業後、ずっと花屋として働いています。八丈島で昭和63年ダブルファンタジーが最後に栽培されたとのことで、それは切花としても出荷されたのでしょうか?球根としての出荷だったのでしょうか?
もしわかれば教えてください。
そう、子供のころ、フリージアといえば黄色の一重のものでした。昭和63年ごろ切花として、八重咲きがどのくらい一般に出回っていたか、ちょっと記憶が怪しいのですが、ダブルファンタジーの写真を見ていると、自分の束ねた八重咲きの黄色いフリージアのなかに、もしかしたら、このダブルファンタジーがあったのではなんて、気がしてきてしまいます。
そうであったらどんなに素敵、、、ということなんですけれど。この地球上のどこかに、きっと見つかると思います。
そして、明日、渡部さんが出発されるバミューダーでのダブルファンタジーとの出会いを信じて、わくわくしています。楽しみにしています!
           Hiro

このブログを見ていて
背中からなにかゾワーっとくるものを感じました。
同時にブログを描いているときの真吾さんのうれしそうな顔がこちらにもすごく伝わってきます。。

ファンタジスタの希望の光を手に、イギリスへ旅立った渡部さん。
どうか気をつけていってらっしゃい。

ぞぉぞぉ??
鳥肌もの!この時で感無量。
もう出発した渡部さんまで、想いを飛ばそう!もうファンタジーに導かれているみたい。
夢は諦めない限り、叶うもの!
真吾さんの嬉しそうな笑顔が見えます。
渡部さんの帰りをワクワクしながら待っています。

このブログが立ち上がった時からずっと見守っています。
外を歩く時はフリージアに釘付けで、クリーム色のフリージアを1回だけ見つけたんですが、八重咲きではなくてガッカリ・・・
でもとても素敵な色だったなぁ。
家のベランダにもフリージアが満開です。
これからも私たちの夢を乗せて、活動頑張って下さい!
感謝しています。
お体には気をつけて!

更新を今か今かと待ちわびています。
きっときっと見つかることを信じています。
みんなで心を一つにして奇跡をおこしたいです!!

私は茨城でコツコツと夢を追いかけます。
今からまた、娘と散歩にでかけて探してきます。

いつか世界中をダブルファンタジーでいっぱいにしたいですね!
世界中の武器をすべてファンタジーに!!!

はじめまして。私もテレビで見てダブル・ファンタジーのことを知りました。それから時々読ませていただいています。久しぶりに訪れてみたら…かなり進展していますね!すごい!本当に、どきどきワクワクしてきました!渡部さん、イギリスで、ゴーマンさんの農場で、素敵な出会いがありますように♪

OH?!急展開!!
渡部さん、確実に呼ばれてますね!!(笑)
今ごろ向かってるとこですかしら...
お気をつけて?

山好きの69歳より
フリージア好きでしたがこの名前初めて聞きました。夢があってよい名前、見つかるといいですね。祈ってます、必ず何処かにあります、信じましょう。5月中に八ヶ岳倶楽部へ行こうと家内と話しています(3回目)。

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