2009年3月アーカイブ

僕はボブさんと４月６日の１４時に会う約束をしていました。

ボブさんの農場で！

そしてファンタジーの判定を直接伺い、ファンタジーへの想いを直接聞く予定でした・・・。
　

それに合わせて、２日出国、８日帰国のイギリス行きのスケジュールを立てていたのです。

　
　
でもボブさんに会うことはかないません。

みんながコメントに寄せてくれた通り、今はただただ一日でも早いボブさんの回復を僕も心から祈ります。

とにかく祈ります。
　
　
　
６日以外の日は園芸家・柳生真吾としてイギリスを存分に楽しもうと思っていました。

ガーデンをみたり、植物園に行ったり、フラワーマーケットを見学したり・・・。

出来たらウィズレー植物園の山田哲也さんに会いたい！

合間にビートルズの故郷リバプールにも行けたらな・・・。

なんてたくらんでいたのです。

　
　
実は今回のことでイギリス行き自体をキャンセルしようと思っていたのですが・・・やっぱり行ってきます。

ボブさんには会えないけれども、イギリスの空気の中でファンタジーを感じてみたい。
　
　

強引に空けたスケジュール。

それを快く理解してくれた八ヶ岳のスタッフにも甘えます。
　
　
　
明後日の朝の便でロンドンに出発！

何が起こるか・・・一人旅！

また報告します。

　
やぎゅうしんご

よくないニュースです。



ボブさんが倒れられました。

休暇中に国外で（イギリス国外で）倒れられたそうです。

脳に出血があったとか。

まだ詳細は分かりませんがとにかく一日も早い回復を祈るばかりです。

ここでお知らせするのはかなり悩みましたが・・・お伝えします。




みんなで祈るばかりです。

みんなでっ・・・




柳生真吾

２月２８日の「内緒に・・・」の記事

僕が内緒にしていた第３のファンタジーを報告した記事ですが、誤解を生む表現がありました。

以下の部分です。

　
　
　
ある種苗関係の方が独自で調べ、独自で注文をしてくれました。

輸入の時のあれやこれやで全部日本にきてしまったので・・・　
　
　
　
これではまるで種苗関係者の方のミスです。

実際は僕がその方に、球根をボブさんにも送ってもらうよう、依頼をしなかったということなのです。

つまり僕のミスです。

僕があれやこれやで起こしたミス。
　
　
　
以下のように訂正します。

　
　
ある種苗関係の方が独自で調べ、独自で注文をしてくれました。

輸入の時に、僕が手配ミスをしてしまい全部の球根が日本にきてしまったのです・・・
　
　
　
申し訳ありませんでした。

　
そしてもう一点ご指摘を受けました。
　
　
　
１月１日の記事
　
ここに写っている写真をよく見るとファンタジーほか、コロナやローマニー・ダイアナといったファンタジー３兄弟のラベルがあります。
　
その前の１１月２４日の記事では僕はこのように書きました。

すべて丁重に高舘くんに今日発送しました。と。
　
　
　
これは誤りです。

確かに八ヶ岳の僕の温室の中でそれぞれを少しずつですが植え付けました。
　

　
　
どちらの誤りもこの活動に不信感を抱かせてしまうようなこと。

深く反省し、不快な思いをさせてしまったことを謝らせてください。

ごめんなさい。以後気をつけます
　
　
　
柳生真吾

真吾様

そろそろあの新情報についても報告しておきませんか。

竹下大学

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

弊社のお客様（花の生産者）から電話で思わぬ情報を頂いたのは去年の暮れ頃のことでした。

『あのさ、竹下さんさー、うちにもファンタジーがあるんだけど。』

『えっ！　ファンタジーって何のファンタジーのことですか？』

『ほらっ、柳生真吾さんが中心になって探しているフリージアがあるでしょ。
それのことよ。竹下さんだって関わってるじゃない。』

『えっ！！　それってダブルファンタジーのファンタジーのことですか！？』

『そうよ。』

『いったいどこで手に入れられたんですか？』

『オランダの知り合いに探してもらってさ。見っけたんだよ。
輸入もそんなに大変じゃなかったぞ。』

『その方は何してる人なんですか？』

『球根関係の会社に勤めてる人だ。』

『だから探すのも輸出するのも簡単だったんですね。』

『たぶんな。』

『で、その人はどこの会社から手に入れたのかご存知ですか？
私達は３ヶ所の業者から仕入れてるんですけど。』

『いや、聞いてない。ただ、確かにファンタジーという名のフリージアだっていうだけ。
同じ業者からかもしれないし、違うところからかもしれない。』

『ぜひその方にどこから手に入れられたのかお尋ねいただけませんでしょうか？
違う業者からだったりしたら大発見です！』

『うん。訊いてはみるけど、教えてもらえるかどうかは分かんねーな。』

『そ、そのファンタジーは今どんな状況なんですか？』

『うちの温室にあるよ。鉢植えにしてある。
手に入れたのは遅かったけど、３月下旬には咲くんじゃないかな。』

『お尋ねし難いんですけど、それをどうするおつもりなんですか？』

『いや、どうするつもりもない。ただ自分で花を見てみたいと思っただけ。』

『花をご覧になった後は？』

『竹下さんにあげるよ。どうにでもして。』

『！』

『いやね。面白い活動だと思ってさ。俺も応援したくなったのよ。
園芸業界のためにも本物が見つかって欲しいし。』

『ありがとうございます！！　さすがは○○さん！！！』

『いやいや、俺も単純に花が好きだから。』

『真吾さんに連絡しても構わないですよね。きっとすぐにでも飛んで行くと思いますよ。』

『それは止めて。これを自分の商売の宣伝に使おうとかは、全く考えてないんだから。
花に興味を持ってくれる人が増えてくれればそれで十分。
だから柳生さんには竹下さんから渡してよ。』

『はい、それはもう。そうさせていただきます。ありがとうございます。』

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

その後私は蕾が上がってきた状態のもの一度見せていただいたのですが、
すずめやハルキチ、そして第３のファンタジーと同じものか違うものかは
判断できませんでした。

そして先週、ついにこの第４のファンタジーが咲いたそうです。
いよいよ私の手元にやってきます。
届き次第、すぐに八ヶ岳倶楽部にお送りします。

ファンタジー栽培班・巡礼の旅でお世話になった
このお二人からバースデー・メッセージが届きました。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

ブログ開設1周年おめでとうございます。

ファンタジスタ皆さんのパワーで僕を含めフリージア関係者が
どんなに元気付けられていることか。

ありがとう「フリージア」、ありがとう「ダブルファンタジー」、
ありがとう「ジョン・レノン」、ありがとう「真吾さん」
そして、ありがとう「ファンタジスタ」。

この物語が完結するまで一緒にがんばりましょう。

from　清水園芸株式会社　　清水　徹

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

「ジョンレノンと黄色い花」ブログ開設一周年おめでとうございます。
栽培班の一人として、この活動に携われたことを、大変光栄に思います。
ありがとうございます。

多くのファンタジスタの皆さんと知り合うことが出来たこの一年ほど、充実
した日々はありませんでした。また、人と人の繋がりの大切さや縁という
ものの大事さを強く感じた一年でもありました。

フリージアを栽培させていただいて、光栄に思うと共にその責任の
重さから、心が押しつぶされそうになるときも正直ありました。

でも、そんな僕の弱い心を支えてくれたのは、真吾さんをはじめとする
ファンタジスタの皆さんからの熱いメッセージでした。本当に感謝しています。

みんなで一緒に心の花を咲かせましょう！　

from　高成園　　高舘　雅実

ファンタジー巡礼の旅、最後の目的地は埼玉。

高館くんにお礼を伝え、そしてこの目でみんなの花を見るために！

一言で言って感激しました。

これほどまでにファンタジスタ栽培班として力を込めてくれたことに。

いつだって熱くあつく彼は咲いた花を説明してくれます。

こんなふうな表情で真剣に！

　
　
この黄色い花はすずめファンタジーとハルキチファンタジー。

後ろに第３のファンタジー。
　
　
　
そのどれもは本図せんせい、清水園芸、山下さんのそれらとまったく同じ花形をしていました。

多少の大きさや色の濃さの違いは温室と戸外、植える地域、育て方によっての誤差との説明。

草の姿や花の形は同じです。

　
僕たちをほっとさせてくれたのは高館くんの家の子供たち！

ずーっとフリジーアの間を走り回っています。

４人兄弟の真ん中２人の女の子はフリージアの花の蜜を教えてくれたり、いろいろな色があることを教えてくれたり、髪やポケットにフリージアを飾ったり。

勝手ですが・・ミスフリージアに決定です！

さて、ここにはまだ一度も紹介していなかった花が栽培されていたのです。

ファンタジー４兄弟をそろってお願いしていました。

これに関しては僕も全く経過も知らずいたのでドキドキものです。
　
　

紹介します。

　
　
これがその３兄弟。
　
　

黄色がコロナ。

白がダイアナ。
　
　
　
色は全部あっています。
　
　
　
が・・・　
　
　
　
こちらも全部一重でした。

　
　
当時ファンタジー４兄弟はすべて世界初の八重咲の花でした・・・
　
　
　
もちろんさまざまな栽培環境の下、八重が一重になって咲いてしまったという可能性はゼロではありません。

これもボブさんの判定を待ちましょう。

　
　
とにかく、これで皆さんに４兄弟すべてを報告できましたね。
　
そしてみんなで集めたすべてのファンタジーの咲いた姿を。

高館くんファミリー、ご両親、そして高成園のスタッフのみなさんです。

全員で全力でファンタジーを育ててくださいました。

すごいプレッシャーだったと思います。

すごい労力だったと思います。

　
　
あらためて。

　
　
みなさん、半年間の気苦労・労力ありがとうございました。

感謝いたします。　
　
　
　　
本図先生。　

種子島の清水園芸のみなさん。

八丈島の八丈ナーセリーのみなさん。

　
　
栽培班のみなさん！

あらためて・・・

ありがとうございました。深く感謝いたします。
　
　
　
以上、やぎゅうしんごより「ファンタジー巡礼の旅」の報告でした。

ファンタジー巡礼の旅は、本日で最終日を迎えた。
朝一便で、八丈島空港を出発の前に山下氏の八丈ナーセリーに立ち寄りご挨拶。
それぞれにアレンジメントしていただいたフリージアの花束を抱えて本日は長い距離を移動する。空港でも機内でも電車でも我々はフリージアのプロモーションを実践した。

羽田空港から一路この旅の最終目的地、高成園へ。高舘さんがダブルファンタジーのTシャツのいでたちで出迎えてくれた。早速高成園グラスハウスで最終ターゲットを確認できた。

巡礼の旅の到達点。球根探査、輸入検疫、栽培班の心理的プレッシャー。
一つ一つの大きな壁を乗り越えた場所に、それは金色に輝いていた。
多くの人の願いの花が凛として、すべての種類が咲いていた。高舘さんの苦労、プレッシャー、勇気ある行動がそれぞれの花にシンクロニシティを共鳴させたにちがいない。
その背景には家族やスタッフが支えとなり、悩み、苦しみ、それを何度も乗り越えたのだ。
俺は高舘さんと長い時間、深い話をする機会に恵まれた。

高舘さんをはじめ最終アンカーの清水徹さん、山下忠宏さん、彼らを支える全ての人に感謝。このミッションを終えて自然にわき上がってきた想いは温かさだった。

この巡礼の旅を通じて、俺がインスパイアされたことを忘れずに列記しておこうとおもう。
１） ファンタジーに関わる人たちは、熱く、真摯に向き合い、ピュアな心を保持している
２） 彼らが支えとなるものは、家族・スタッフ、そしてファンタジスタの応援だと思う
３） ファンタジーはそれぞれの人の心に、もう咲き始めている。
こうして俺のミッションは終わった。

最後に真吾リーダーが俺に祝福の花をアレンジしてくれた写真をUPし、締めくくろうと思う。応援してくれたみんなありがとう。また、出番があれば・・・いや、会えるさ。
夢は現実！

【バースデー・メッセージ】３rd

本日のバースデーメッセージは八丈島の山下美智子さんからの
ファンタジーに寄せた短歌をご紹介いたします。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

我が心に今なお匂ふファンタジー　よみがへり咲く春の待たるる

花愛する人等と語る夫の日々　道一筋の声はずみおり

はるかなるイラクの空にも香れかし　春をいろどる我が里の花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2008.10.1）

レノン忌に集う人等のみな若く　似合わぬ老いの足元すくむ

会場となりたるスーパーアリーナの　迫る威容に圧倒さるる

ジョンレノンミュージアムラウンジに　故人の足跡の偉大さを偲ぶ

レノン氏の好みし花を育てたる　往時ありしを誇りに思ふ

和やかな笑顔に包まれ柳生氏のダブルファンタジー　イベント始まる

ファンタジーの花ひとひらのものがたり　人の輪大きく広がりてゆく

乾杯の挨拶をする老い夫の　声快よく会場を湧かす

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2008.12.7）イベントに参加して

時を経て今咲き匂ふファンタジー　春の窓辺を優しくつつむ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2009.3.17）

+++++++++++++++++++++++++++++++++

山下美智子さん、

折に触れ、丁寧なお手紙と短歌をお送りいただき、ありがとうございます。

【ファンタジー記念日特集】日本におけるファンタジーについて

続いて、ミスターフリージア八丈島の山下忠宏さんより届いた
ファンタジーの記事を、この日の特集としてリリースいたします。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

フリージアファンタジー　輸入隔離栽培について

■八丈ナーセリーにおけるファンタジー輸入実績

1967年　昭和42年　　2,024球
1977年　昭和52年　　　937球
1978年　昭和53年　　4,242球
1979年　昭和54年　　9,850球
1985年　昭和60年　20,000球

ファンタジーは、フリージア初の八重咲き品種として発表された巨大輪高性淡黄色と
発表される一時代を代表する銘品種である。

英国の園芸育種家のジョン・ゴーマン氏が作出、1960年に発表され、英国王立園芸
協会の最高賞（FCC?RHS）賞を1961年に受賞し世界園芸界に一大センセーション
を巻き起こしたと、今西英雄氏は朝日園芸大百科に記述している。

我が国には昭和42年山下忠宏が2,024球の隔離栽培を行い、翌年販売を開始した
優雅でふくよかなバラを思わせ大輪の花型、クリームのやさしい花色、ほのかな芳香
誰一人目にしたことのない八重咲フリージアは市場で絶賛を招き、人気品種として
注目を浴びた。

ゴーマン氏がファンタジーと同時に作出した八重咲３種ローマニーは42年に2,025球
ダイアナは44年に1,977球、コロナは46年に960球輸入した。

しかしながら、この品種はウィルスら病率が高く、路地での球根栽培では２?３年で
全滅状態になってしまった。他の品種では見られない秀れた特性にひかれて、
４次にわたって輸入、栽培を行い、品格あふれる花に人気は極めて高かったものの
営利栽培は難しく、昭和の終わりにはその姿はみられなくなったという。

フリージアはユリ・チューリップに続く生産量を持つ球根花きだが、ウィルスなど病害に
弱い。新品種が発表されても大半が数年で姿を消してしまう。

八丈ナーセリーでは、昭和26年の設立以来500種300万球の輸入隔離栽培を
行っているが、10年以上営利栽培が続く品種は、昭和32年に輸入しフリージア
革命と呼ばれたラインベルト、ゴールデンイエローなど20種程度に留まるのが
実情である。

柳生真吾氏を始め、ファンタジスタの皆さんが、20年前に失われたファンタジーを
世界中に求めた努力が報われる日を願ってならない。

追記となるが、皆さんの調査を通じてジョン・ゴーマン氏の作出した数多くの
フリージア品種が明らかになった。
これらの中に私ども60年のフリージア作りの中で極めて優良であり、経営を支えて
くれた品種群が多く、ゴーマン氏への謝意を込めて連記したい。

「ホワイトスワン」　1960年　昭和35年輸入
「ローズマリー」 1965年　昭和40 年輸入
「ファンタジー」　1967年　昭和42年輸入
「オーロラ」　　1967年　昭和42年輸入
「ダイアナ」　1969年　昭和44年輸入
「バレリーナ」　1970年　昭和45年輸入
「ゴールデンメロディー」1971年　昭和46年輸入
「ブルーヘブン」　1983年　昭和58年輸入

また、平成４年に輸入し現在も紫色の主力品種である「ブルームーン」は、
ゴーマン氏の息子ボブ氏の作出であることにも驚かされた。

from　八丈ナーセリー　山下忠宏

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

まさにウィルスとの戦いの日々だったことがうかがえます。

ありがとうございました。

ブログ開設１周年記念
【ファンタジー記念日特集】フリージア（Freesia）とは

ふたりのジョンと黄色い花?ダブルファンタジー
イベント事務局の村岡みち子です。

３月22日はジョンゴーマンさんがファンタジーで
アワード オブ メリットを受賞した日

この日に寄せて、あのファンタジスタから
記念日にぜひ公開したい事項が届きました。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

真吾様

ご依頼の捜査報告、いや調査報告を以下にまとめました。
一般向けとしては、今日現在で最も分かり易く詳しい内容だと思います。

竹下大学

◇フリージア（Freesia）とは

アヤメ科フリージア属の球根植物。さわやかな香りを持つ。
デンマーク人のエクロンにより、多くの新種が発見された。
これまでに１６種が発見され、その大部分が南アフリカのケープ地方に
自生しており、中央アフリカのスーダンにも２種が知られる。
ほとんどの野生種は乾燥した場所に自生。中にはフリージア・フカータの
ように、2001年に発見されたばかりの新種もある。
なお、フリージアの属名が正式に認められたのは1866年のこと。

花言葉は、無邪気、慈愛、純潔、期待、あこがれ、親愛、純潔、清らかな香り等。

◇クリスチャン・フリードリッヒ・エクロン（Ecklon、1795-1868）とは

南アフリカの野生植物について詳しく調べた園芸研究家、薬草研究家、プラントハン
ター。のちに医師になった。1974もの植物を命名したことでも知られる。
エクロンは薬用植物探査を目的に1823年に南アフリカを訪れたが、1828年に
帰国するまで資金難に悩まされ、南アフリカ原産の球根植物をヨーロッパに売って
その費用を賄った。その中に、後にフリージアと命名される花も含まれていた。
エクロンは晩年南アフリカに戻り、その地で生涯を終えた。

◇名前の由来

エクロンの弟子のひとりであり親友でもあったドイツ人フレンドリッヒ・ハインリッ
ヒ・セオドア・フレーゼ（Freese、1795-1876、医師であり園芸研究者）の名前
に由来する。
ちなみにエクロンの名前がつけられたエクロニア（Ｅｃｋｌｏｎｉａ）という属名の
植物も存在する。これはコンブの仲間の海草で、日本で食べられているカジメやクロ
メもこのエクロニア属である。

◇栽培・育種の歴史

フリージアが最初にヨーロッパで栽培されたのは1766年、オランダでのこと。当時
はグラジオラス属だと思われていたフリージア・コリンボーサと、イキシア属だと思
われていたフリージア・カリオフィラセアの２種のことであった。そして1795年に
は、これもまたグラジオラス属だと思われていたフリージア・レフラクタが加わっ
た。その後も次々と野生種が発見されたが、１９世紀後半になるまでは園芸植物とし
て扱われることはなかった。

フリージアの園芸植物としての歴史は、ドイツ人マックス・レイチェリン
（Leichtlin、1831-1910、園芸研究者でありプラントハンター）が、1874年にパドゥ
ア植物園で発見した黄色い野生種フリージア・レイチェリーニから始まる。レイチェ
リンは自分でフリージア・レイチェリーニの改良を行い、１０年後には鉢物として市
場流通するようにまでなった。

そしてこの写真の白くて香りの良い野生種フリージア・アルバがイギリスで初めて
市場流通したのが、1897年のこと。
このフリージア・アルバの登場によってフリージア人気に火が着き、育種も精力的に
行われ始めた。その後、オランダのヴァン チューベルゲンという種苗会社が、
ローズピンクの野生種フリージア・アームストロンギーとこのフリージア・アルバを
交配して作った最初の種間交雑品種が売られたのは、1905年であった。
ヴァン チューベルゲンはその後も育種を続け、次々と新しい色の品種が生み出
された。

その後もヴァン チューベルゲンや他のブリーダーが育種を続け、初の倍数性品種で
あるバターカップが登場したのは1910年代のことであった。1920年以降、今日に至
るまでのフリージア育種の歴史は、ジョン・ゴーマン（Goemans、1907-2002）に
よってのみ作られた言っても過言ではない。特にゴーマンが育種した初の八重咲き
品種『ファンタジー』は、野生種の面影の全く感じさせない画期的なものであった。
1950年代後半以降、ゴーマンが優れた品種を次々に育種したことよって、
フリージアはこの世に無くてはならない重要な花のひとつになれたといえる。

日本には1887年頃に導入され、1910年頃から本格的な栽培が始まった。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

竹下大学さん

はじめての人にもわかるように
フリージアについての概要を掲載したい。というのは念願でした。

捜査報告ありがとうございました。

ブログ開設１周年記念
【ファンタジー記念日特集】フリージア（Freesia）とは

二人のジョンと黄色い花?ダブルファンタジー
イベント事務局の村岡みち子です。

３月22日はジョンゴーマンさんがファンタジーで
アワード オブ メリットを受賞した日

この日に寄せて、あのファンタジスタから
記念日にぜひ公開したい事項が届きました。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

真吾様

ご依頼の捜査報告、いや調査報告を以下にまとめました。
一般向けとしては、今日現在で最も分かり易く詳しい内容だと思います。

竹下大学

◇フリージア（Freesia）とは

アヤメ科フリージア属の球根植物。さわやかな香りを持つ。デンマーク人のエクロン
により、多くの新種が発見された。これまでに１６種が発見され、その大部分が南ア
フリカのケープ地方に自生しており、中央アフリカのスーダンにも２種が知られる。
ほとんどの野生種は乾燥した場所に自生。中にはフリージア・フカータのように、
2001年に発見されたばかりの新種もある。なお、フリージアの属名が正式に認められ
たのは1866年のこと。

花言葉は、無邪気、慈愛、純潔、期待、あこがれ、親愛、純潔、清らかな香り等。

◇クリスチャン・フリードリッヒ・エクロン（Ecklon、1795-1868）とは

南アフリカの野生植物について詳しく調べた園芸研究家、薬草研究家、プラントハン
ター。のちに医師になった。1974もの植物を命名したことでも知られる。
エクロンは薬用植物探査を目的に1823年に南アフリカを訪れたが、1828年に帰国する
まで資金難に悩まされ、南アフリカ原産の球根植物をヨーロッパに売ってその費用を
賄った。その中に、後にフリージアと命名される花も含まれていた。エクロンは晩年
南アフリカに戻り、その地で生涯を終えた。

◇名前の由来

エクロンの弟子のひとりであり親友でもあったドイツ人フレンドリッヒ・ハインリッ
ヒ・セオドア・フレーゼ（Freese、1795-1876、心理学者であり園芸研究者）の名前
に由来する。
ちなみにエクロンの名前がつけられたエクロニア（Ｅｃｋｌｏｎｉａ）という属名の
植物も存在する。これはコンブの仲間の海草で、日本で食べられているカジメやクロ
メもこのエクロニア属である。

◇栽培・育種の歴史

フリージアが最初にヨーロッパで栽培されたのは1766年、オランダでのこと。当時
はグラジオラス属だと思われていたフリージア・コリンボーサと、イキシア属だと思
われていたフリージア・カリオフィラセアの２種のことであった。そして1795年に
は、これもまたグラジオラス属だと思われていたフリージア・レフラクタが加わっ
た。その後も次々と野生種が発見されたが、１９世紀後半になるまでは園芸植物とし
て扱われることはなかった。

フリージアの園芸植物としての歴史は、ドイツ人マックス・レイチェリン
（Leichtlin、1831-1910、園芸研究者でありプラントハンター）が、1874年にパドゥ
ア植物園で発見した黄色い野生種フリージア・レイチェリーニから始まる。レイチェ
リンは自分でフリージア・レイチェリーニの改良を行い、１０年後には鉢物として市
場流通するようにまでなった。

そして白くて香りの良い野生種フリージア・アルバがイギリスで初めて市場流通した
のが、1897年のこと。このフリージア・アルバの登場によってフリージア人気に火が
着き、育種も精力的に行われ始めた。そしてオランダのヴァン チューベルゲンとい
う種苗会社が、ローズピンクの野生種フリージア・アームストロンギーとこのフリー
ジア・アルバを交配して作った最初の種間交雑品種が売られたのは、1905年であっ
た。ヴァン チューベルゲンはその後も育種を続け、次々と新しい色の品種が生み出
された。

その後もヴァン チューベルゲンや他のブリーダーが育種を続け、初の倍数性品種で
あるバターカップが登場したのは1910年代のことであった。1920年以降、今日に至る
までのフリージア育種の歴史は、ジョン・ゴーマン（Goemans、1907-2002）によって
のみ作られた言っても過言ではない。特にゴーマンが育種した初の八重咲き品種
『ファンタジー』は、野生種の面影の全く感じさせない画期的なものであった。1950
年代後半以降、ゴーマンが優れた品種を次々に育種したことよって、フリージアはこ
の世に無くてはならない重要な花のひとつになれたといえる。

日本には1887年頃に導入され、1910年頃から本格的な栽培が始まった。

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竹下大学さん

はじめての人にもわかるように
フリージアについての概要を掲載したい。というのは念願でした。

捜査報告ありがとうございました。

去年の今日、このブログを始めました。

つまり、みんなで同じ夢を見つづけて１年がたったのです。

ファンタジスタのみんな、勇気をありがとう！
　
　
　

八丈島の民宿でこれを書いています。

今日は、日本の「ミスターフリージア」八丈ナーセリーの山下さんと素晴らしい一日をすごしました。

その余韻に浸りながら、山下さんがまた見つけ出してくれた「ダブル・ファンタジー」の古い写真を眺めています。

　
セピア色！

　
　
４９年前に生まれたこのふくよかな花が、僕たちファンタジスタの１年をハッピーなものにしてくれたんですね。

でも、セピア色のダブル・ファンタジーはまだ見つからない。

まだセピアのまま・・・

　
なのに、ファンタジスタたちの「ファンタジーな物語」はどんどん花が咲いているようだ。

しかもそれはきれいな八重でクリーム色に輝いているじゃない。

　
　
昨年の秋、強い思いもあって「夢は現実！」とメーッセージを書きました。

いや、「強い願いもあって」か。

　
　
　
今、確信します。

「夢は植えて育てるもの」だと。

育てれば夢はかなう。

　
　
福岡の３年２組のみんなが教えてくれたんです。

ファンタジスタのみんなも、子供たちと同じようにちゃんと植えたか。、そして水をやったから夢の花が咲いたわけで！

　
　
改めて・・・
　
　
　
　
　
　
「夢は現実！！」

　
１年間ありがとう。
　

ということで・・・今の僕の夢は・・・
　
「みんなと２歳の誕生日を祝うこと」
　
　

僕はその夢の球根を「今」植えた。

だから必ず現実となることだろう！

　
　
来年の今日まで、濃密によろしくお願いします。　
　
　
　
柳生真吾

今日、３月２１日はこのダブルファンタジープロジェクトにとって、ブログ開設１周年を迎える記念すべき日であるという。探し始めてからは２年ほどの月日が経つらしいが、多くの人々にそのプロセスを公開し、その情報をシェアし続けた濃い１年が経ったようだ。

Happy Birthday ！
俺もこのブログが無かったらこうしてミッションレポートをUPすることもなかった。
Special thanks. Mr.SHINGO, All Fantasista,& KIYOSU Manager！

さて、今朝の便で我々は八丈島へ向かった。今日から参加のメンバーも増え、より賑やかな時間を過ごすこととなるだろう。
八丈ナーセリーの山下忠宏氏が、昭和26年の設立以来500種300万球の輸入隔離栽培を行っており、日本のミスターフリージアと呼ばれているらしい。
彼に会うこと。それが八丈島に行く最大の目的でありミッションである。

我々は種子島の清水氏より託された第3のファンタジー切り花を抱えて、八丈島空港に降り立った。迎えに来られた山下氏は、真吾リーダーそして八丈島ではもう少し遅れて開花する第3のファンタジーと対面。俺は幸運にもその瞬間に立ち会うことができた。

八丈ナーセリーは出荷時期の真っ最中だった。その作業の横で我々は山下氏が育てたフリージア、そしてすずめ・ハルキチ・第3のファンタジーと会うこととなった。

花の専門知識が乏しい俺でも、フリージア＆ファンタジーについて気づき始めた要因がある。同じ球根でも育て方・環境によって、花の大きさ、色彩、花の付き方、枝の太さが異なるということだ。

それぞれの花の状態について山下氏は語り、ファンタジーの品質が非常に高く、これからの可能性に期待が持てることを喜び、一方で冷静に持論を展開した。長期に渡るフリージアでのキャリアが選んだ言葉が我々を納得させた。
八丈島のミスターフリージアは、どこまでもダンディだった。

俺が注目したのは、ダンディな男を支える妻の存在だ。彼女はやわらかに多くの人を包み、ピュアな繊細さをいつも秘めている。時折聞かれる言葉は、上品でやさしさにあふれ、我々が忘れていたほっこりした気持ちを思い起こさせる。夫を支え、フリージアをわが子のように育て続けている。それは彼女の誇るべき人生なのだ。

我々は夕方まで山下氏とファンタジーについて語り、ディナーのテーブルを囲んだ。
そこで交わされた会話はかけがえのないものだった。山下氏の心遣いに深謝する。

現在、俺はJapanese Style Bed“ふとん”の前で、今日の出来事と想いにふけっている。
その一方で初体験となる“ふとん”が、俺の睡眠にどれだけの貢献を果たすのかを、静かにシミュレーションしているのだ。もうすぐ、俺はHappyな眠りに入ろうとしている。

春の３連休、みなさん良い休暇を過ごしていますか？村岡みち子です。

ファンタジー巡礼の旅、真吾リーダーとジョンも充実した時間を過ごしているようですね。

本日３月２１日、このブログ「ジョンレノンと黄色い花」は１周年を迎えました。

ファンタジスタ及び応援していただいている方々、本当に感謝です。
一緒に歩いてきた同志・仲間という共有を、これからも続けていきましょう。

そしてこの記念すべき日に、寄せていただいたファンタジスタのメッセージをご紹介します。

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【バースデー・メッセージ】

手探りで始めて、その手を誰かがつかんで、どんどんつながって、
まだまだ先が見えないことの素晴らしさ！　

まずは、勇敢に最初の手を差し出した柳生さんを讃えます。ありがとう！

そして、花は人がつながるたびにすでに咲いていると思います。

from　いとうせいこう

【バースデー・メッセージ】

「ジョンレノンと黄色い花」ブログ開設１周年，おめでとうございます！

ひょんなことから関わったこのプロジェクトですが，
皆さんの熱意とエネルギーとには，いつもただただ驚かされています．

１年前に芽が出た「夢の花」は，着実に育ってきました．

みんなのパワーで育てれば，「夢の花」はいつか必ず花開きます．

それまで，夢が叶うまで，力を合わせていきましょう！

from　茨城県農業総合センター園芸研究所　本図竹司

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いとうせいこう さん、本図竹司さん、メッセージありがとうございます。

お二人の言葉に心が熱くなるファンタジスタも多いことでしょう。
私もその一人です。何度も読み返してしまいました。

さあ、皆さんもご応募くださいね。
ブログ開設１周年記念企画！
聞かせてください、あなたのバースデーメッセージ。

さぁ「ファンタジー巡礼の旅」本番！

清水園芸で僕を待っていてくれたのはこの３人！

清水徹さんはもちろん、よし子栽培長（右）、そしてかず子副栽培長（真ん中）が最高の笑顔で！

　
　
もちろんもっともっとたくさんのスタッフの方が僕たちのファンタジー育てくて下さってるんですよ。

ありがたくて、うれしくって。

ねぇ。

清水園芸さんの農場は島の各地に点々としています。

なぜなら・・・
　
　

１度フリージアを育てた畑はもう２度と使えないそうです。

だから毎年違う場所を徹さんは探します。

　
　
あっちこちにこんな風景が広がっていました。

夢のような畑があちこちに。

すべて徹さんの会社の畑でした。

気になるダブル・ファンタジーは！？

事務所の目の前。一番目立つ所に置いてくださってる。

　
　
なんと！
　
　

３種類とも咲いているではないですか！！！

何か月も先に植えたすずめファンタジー（中央）もまだ大丈夫。

ハルキチ（左）は最高の時。

そして第３のファンタジー（右）も咲き始めていました。
　
　
　
それぞれの花をお見せする前に清水園芸のすべてのスタッフの感謝したいと思います。

　
　
みんなを代表して・・・ありがとう！　
　
　
　

さて！

これが清水園芸でのすずめとハルキチファンタジー。

左がハルキチで右がすずめファンタジー。
　
　
　
何より・・・やはり一重でした・・・

　
　
茨城の本図さんいわく、早く咲かせたものは八重がひとえになってしまうこともあるんだ。

とおっしゃっていたよね。

　
　
でも、何の手も加えずに自由に咲かせてくださったここ種子島のファンタジーたち。

最高にのびのびと育ったファンタジーたち。
　
　

やはり一重でした。
　
　
　
　
左のハルキチファンタジーの花がすずめより明らかに大きいですね。

この２つも違う種類のようです。
　

そして！

これが本邦初公開！

「第３のファンタジー」です！！

　
　
「八重」だぁぁぁ！！

清水さん曰く・・・

「ジョンが見たファンタジーと同じものかどうかはボブさんに聞かなければわからないけれども、この花はとにかくすばらしい！」　

「茎もしっかりしていて、花びらが固くって傷みにくい。何より花の形はかなりいいよ。」

　
　
たしかに美しい花でしたよ。

逆光でみると金粉を花とつぼみにちりばめたみたいだ。

そこに鳴った八丈島の山下さんからの電話。

まだ「第３」のファンタジーは咲いていないので切り花を持ってきてくれ！

ものすごい明るく、歯切れよく、夢いっぱいの大きな声で！！
　
　
　
明日はいよいよ八丈島です。

１年ぶりの八丈島。

　
　
山下さん！

このフリージア持っていきますからねぇ！！
　
　
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　巡礼の旅二日目、種子島からのミッションレポートを伝えるのは俺、ジョンだ。

昨日の深夜、一日最後の任務であるブログ更新が終わった後、雨がいっそう本降りとなり、雷が鳴り始めた。暗闇を切るような稲妻と大きな地響きがこの島を襲った。
不思議なことに、恐ろしさや不気味さは感じられず、この旅に何かが起こりそうな予感、何かのメッセージが届いたような気がした。その意味に気付く瞬間を待つ楽しみを思い、俺は数時間の深い眠りに落ちた。

今朝は快晴だった。昨日の雨で空気が洗われ、美しい島の風景はより洗練されて感じる気持のよい朝だった。ホテルまで迎えに来てくれたフリージアに熱い男の車で、我々は清水園芸に到着した。

会社事務所の前に、ファンタジーの３つの大きな鉢は当たり前のように“存在”していた。訪れる人、社員が必ず見られるように、彼らに希望を与えるように、大切に扱われ、それは種子島の風に揺れていた。俺は、その中に身をうずめたくなった。ファンタジーの持つ柔らかな香りに包まれたら古い記憶が蘇ってくるのかもしれない。この花は以前に出会った花なのだろうか。

すずめ、ハルキチ、第３それぞれのファンタジーの解説は真吾リーダーに一任する。ここで俺が言えることは、３種がこの日に全て咲いている偶然という必然と、それぞれが豊かな魅力を放っていたことだ。心を揺り動かされ、見る人は自然と微笑んでいる。

次に島の男は、島の中に点在するフリージアが咲く畑に誘導してくれた。ファンタジーに似た八重の黄色い花、新種の白い花びら。多くの品種が海を見下ろしながら、種子島のゆるやかな凪ぎに優しくゆれていた。咲き始めも満開もそれぞれに自らの力を最大限に引き出し、太陽に向かって花開いていた。

球根を育てるため、フリージアが一輪咲くと花と蕾を、惜しげもなく手作業で刈り取る。作業している女性は、早乙女のように丹念にフリージアと向き合っていた。
「こんなに彩りがきれいで香りが良くて素敵な仕事はないよね。」
仕事をするすべての人間の姿は美しい。ミレーの絵を思い出させる風景がそこにはあった。

帰りがけには、彼女らが作業し切り取られた花の上を歩く。
自らの球根を強い商品にするため通路に捨てられ、役割を終えた花たちを呆然と眺めた。

ああ、この花は次の世代を夢見て、球根に何かを託したのだろうか。俺にはなぜか満足げに、花嫁のウェディングロードにも似た光景にみとれた。

こうして気持のよい種子島の旅は終わった。我々は次の目的地に、明日の朝また旅立つ。
雷はなさそうな静かな夜だ。どうやら今日と明日のためのつかのまの休息が、幸運にも与えられたことに感謝する。

朝９時４５分、渋谷発の羽田行きバスに乗り込みます。

さぁ「ファンタジー巡礼の旅」・・・出発！！！

朝、生放送のラジオを終えた後です。

羽田に着いたらなんだか嬉しくなってビール。

朝１１時のビール！

だって、ひっさびさのプライベートだからね。

羽田からまず大阪、伊丹空港。

そこから種子島へ行く飛行機がこれ！

これもまたひっさびさのプロペラ機だ！

・・・揺れた、ゆれた・・・。

僕を待っていてくれたのは種子島のミスターフリージア「清水　徹さん」

こんな笑顔で迎えてくれました。

もっともこの写真はかなり夜遅くになってのもの。

ずいぶんお互い飲んでるかも。

空港からは、彼の運転で（飲む前）前から行きたかった「種子島宇宙センター」に連れて行ってくれました。

すごい、気配りの人。

でもね、肝心のファンタジーたちは全部明日ですって。

もったいぶってる！？

２軒目に行った店ではカウンターにフリージアを飾っていました。

トイレにも！

清水徹さんは「これはどこの誰のフリージアだぁ！」と気にしていたのがちょっと楽しい。

種子島ホテルのロビーにはまさに今回の旅を象徴するようなアレンジでした。

フリージアと鉄砲！

Just　TANEGASIMA！！

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昨日の夜、八ヶ岳を出発した我々一行だが
朝、真吾リーダーがラジオ番組の生放送があるという。

これは好都合だ。この国では早起きは三文の得というらしい。
8時に渋谷にある放送局NHKと呼ばれるラジオセンターに潜入した。

手短な打ち合わせを終えて、30秒でスタジオを入れ替え。
番組ラジオビタミンの中の真吾流ガーデニングのコーナー。
リスナーからの質問に答えていく進行だ。

生放送の間にもどんどんFAXが送られてくる。
打ち合わせ以外の質問にもその場の機転とノリでビシバシ応えるリーダー。
おおっと。ここで出演時間終了だ。

このLive感あふれる緊張の走る時間を終えて、ほっと一息。
しかしこのあと我々は日本の南半分を数時間で移動することとなる。
ターゲットは種子島。日本人なら誰でもその名称を一度は暗記する島らしい。

プロペラ機の小さな飛行機の中で、
真吾リーダーは俺を雑誌ポケットに鎮座させ
こんな話を始めた。

ここ種子島にはフリージアの球根栽培では圧倒的なシェアを誇る
清水園芸の清水徹さんというファンタジスタがいる。

このブログで話題になっている、探しだした球根
すずめファンタジー・ハルキチファンタジー・第3のファンタジーを
育ててもらっている、栽培班の一員だと。

種子島空港は小さくてかわいらしい空港だったが
そこにはフリージアに熱い男が、雨の中待っていた。

我々は、まず種子島の情報をリサーチした。中でも重要な事項を伝えておく。
★ホテルの自動販売機には缶酎ハイがない。聞いたところ焼酎文化圏では邪道のようだ。
★種子島ではテトラポットの下あたりに伊勢海老がいるらしい。
★種子島の人々は、雨が降っているのに傘を携えていても、その傘をなかなか使用しない。
なぜだ。疑問は深まる。ミッションは始まったばかりなのだが・・・。

本題のフリージアは明日9時捜索となった。リサーチはつづく。

巡礼の旅第一日目は、小雨降る中ロケット打ち上げ基地を眺め
人類の技術の進歩とこの国の夢の行く先を、ぼんやりイメージしている俺、ジョンがいた。

柳生真吾です。

突然ですが・・・１９日から「ファンタジー巡礼の旅」に出かけてきます！



全国の「ミスターフリージア」たちに育てていただいているみんなのファンタジー。

ファンタジスタたちを代表して、ミスターへのお礼、そして育ったファンタジーたちをこの目で確認・記録してきますね。



みんなでそろって行きたいのはやまやまでした。

でも・・・すごい大勢になってしまうとね・・・ミスターたちの自宅にね・・・

だから、一番最小の人数で行くことにしました。



必ずそのつどこのブログで報告することを誓います！



さぁ、まず明日はミスター清水の待つ種子島へ！

いってきます！！

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さて、その「一番最小の人数で・・・」というところだが、
その中には、当然自分も入っている。

えっ・・誰って？

ジョンと呼んでくれないか。これから長い付き合いになりそうだ。

昨日まで、暗いスペースに押し込められていたのだが
なにやらファンタジスタの一人に選ばれてしまった。

八ヶ岳倶楽部の清洲裕雄店長。彼に出会って、あるミッションを託された。
このファンタジー巡礼の旅をこの眼で確かめ、ゴールの場所で報告することだ。

手始めに真吾リーダーに挨拶したら、出発点となる八ヶ岳の雑木林を案内された。
芽吹き始めたフクジュソウとまだ残る雪を眺めたよ。
春の香りっていうのも、悪くない。ここからスタートだ。

明日はずいぶん暖かい南の方に行くらしい・・・。
なにが起こるか、ワクワクしてきたぞ。

先日呼びかけた、ブログ開設１周年記念企画のお知らせ。
記念すべき第一号メールが早速とどきました。

今日は、バースデーメッセージ第一弾をお届けします。 村岡みち子

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はじめまして、『チャリダー☆かつ』と申します。

つい先日ファンタジスタ名簿に登録したばかりの新入りです。
実は、連れ合いがかなり早い時期からのファンタジスタだった関係で、
私も、たまにブログを見たり話を聞いたりして、これまで陰ながら応援して来ました。

ですが、過日八ヶ岳倶楽部を訪れた際、
少しだけ真吾さんとお話をさせていただく機会があり、
そのときに感じた、温厚なうえに純真で実直な彼の人柄に惹かれ、
「この人物が率いる活動なら間違いない」と、
登録を決めました。

私は、内向的な性格に加え筆不精なので『覗き見』専門ですが、
よろしくお願いします。

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【バースデーメッセージ?私が忘れられない記事・コメント】　1st

さて、私がこのブログを見て一番印象に残っているのは、
9月30日付けの記事「ファンタジーin小学校」と、

それに呼応した形で、独自に娘さんの学校で球根を植える活動をやってのけた
『あんずのえだ』さんの行動力です。（下記　記事のコメント欄をご覧ください）

１０月７日付け記事「１０月９日はジョンの誕生日」
１０月１０日付け記事「ファンタジーin小学校」

「誰かに動かされている気がしました。」と仰っていましたが、
なかなか一人では出来ないものです。

感動しました。

また、この一件に限らず『あんずのえだ』さんの文章には
独特の味わいとキレ（ビールの宣伝文句か？）があって、
まるでエッセイか詩でも読んでいるような感覚で楽しませてもらっています。

それから、『竹下デカ長』と『駄洒落同好会』の皆さんのやりとりも、
私は結構気に入っていたりします。


と、まぁいろいろ書きましたが、
とにかくこのブログ、皆さんのコメントを読んでいるだけで、
楽しそうな雰囲気がこちらにも伝わってきて、思わず応援したい気持ちになります。

このブログを見て感じた気持ちを、稚拙ですが詩にしてみました。

「形式は問いません」の一言に甘えて、
僭越ながら勇気を振り絞って投稿させていただきます。

ちなみに、いつになるか分かりませんが、
曲をつけて歌にしようかなどと考えています。
（未完に終わるかもしれませんが）

あしからず。

**********************************************

『Phantasy』
　　　　　　by Charider_k


このままでは　気づかないまま
消えてゆく　大切なもの

ＬＯＶＥ　ａｎｄ　ＰＥＡＣＥ

世界中の　命あるもの
それだけで　美しいものだね

そうさ ＰＨＡＮＴＡＳＹ

夢で見たんだ　幻の 黄色い花
手を取り合って
君と見上げた澄んだ空
一筋の虹の向こうに・・・


正義の為の　殺し合いなんて
悲しいね　やるせ無いことだね

今日もどこかの街で　繰り返されているのか
このままじゃ　心が　張り裂けそうだよ

だから ＰＨＡＮＴＡＳＹ

一人だけでは　頼りない　この道も
君と一緒に行けば
きっと辿り着くだろう
君となら　夢は現実

***********************************************

長々と失礼しました。

From：チャリダー☆かつ

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

チャリダー☆かつ　さま、早速の投稿ありがとうございます。

文中には、高館さんから頂いた色鮮やかなフリージア写真を
イメージとして入れました。
個性豊かな色合いが、ファンタジスタコメントの賑やかさを思わせます。

さて、ブログ開設１周年記念企画！
まだまだ受け付けております。

あの人からのメッセージもいただきました！
いつのリリースかは・・・・お楽しみ。

これからのブログ開設記念週間はブログ更新頻度もUP！
毎日、要チェックですよ！

村岡　みち子

福岡空港って使ったことありますか？

これは着陸寸前の機内からの景色。

きっと日本一便利な空港です。

だってこんなに街のど真ん中にあるんですから。

（でもね。便利過ぎて東京からだと日帰りできちゃうのが残念といえば残念なんだ。）

そう！今日はみんなに会うためだけに来たんだぁ！！！！！

3年2組のみんなに。

ちょっとみんなの顔をわかりにくくしたのは今の時代しょうがないね。

みんなでイェ?！！の雰囲気は伝わるでしょ。

僕を待っていたのはこんな素敵な3年2組の黒板！

はぁ・・・涙出そうだ・・・

「夢かなえるぞ！」とか「夢咲け！」とか「ぜったいかなう！」とか・・・

それにこんなに上手にフリージアの絵を描いてあるよ！

うわぁ?ん。

まずは「環境緑化を考える会」の木村三重子さん。

われらファンタジスタ！

木村さんから「1年間がんばってお花を育てました！」「ありがとう」の感謝状がみんなに渡されます。

なんだかみんなうれしいそう！

そのあと僕がみんなにお礼を言おうとしたら・・・　
　

みんなから僕へのプレゼントだって！

それ逆でしょ！

クラス全員が僕の似顔絵を描いてくれた。

裏は自分の顔。
　
　

34人分の気持ちをレイとして首にかけてもらったとき・・・

そして全員が僕にリコーダーを吹いてくれたとき・・・

そして僕に合唱をプレゼントしてくれたとき・・・

やぎゅうさんは涙をこらえるのが精一杯でした。

みんな・・・ありがとうね・・・

みんなに会えてよかった・・・

・・・・・・・・・

みんなが涙眼の僕の手を引っ張るから・・・
　
　
　

それぞれ植えたパンジーだそうです。

見事だよ・・・

君たち最高だ・・・

みんなで秋に植えたフリージアたち。

夢と一緒に植えたフリージアたち。

　
　
残念・・・まだ咲いていなかった。

　
　
でも半年間、本当に良く育てたね。

絶好調だよ。

きっと17日の卒業式には咲くことでしょう。

もう黄色い花がのぞいているから！

きっとみんなの終業式にも咲いてくれるでしょう。

君たちが育てたんだから！

応えてくれるはず。

こんな素晴らしい出会いをくれたのはたくさんの人の想いがあったから。

もちろん木村三重子さん！

彼女は福岡で一番のファンタジーを持っている人！
　
　

そして足立先生！！

3年2組の担任の先生。

僕が3年生の時足立先生だったらよかったのに・・・

先生はいつだって子供たちのやりたいようにさせます。

僕の歓迎会だって、フリージアの水やりだって、全部子供たちが考え子供たちが決めて子供たちが実行します。

だから、僕が知っているこの半年間だけでも子供たちは顔が変わりました。

立派になった！
　
　
　
先生ってすごい仕事だな・・・

　
　
　
僕は今日・・・たくさんの涙を我慢しました。

でも我慢は良くないよね。

うん、ちゃんと出したから大丈夫。

　
　
あぁ明日は目が腫れること間違いないな。

　
　
まぁいいか。

明日はラジオの収録だから！

　
　
今日は最高の日！！

ファンタジスタの皆様へ

ふたりのジョンと黄色い花?ダブルファンタジー
イベント事務局の村岡です。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このブログ「ジョンレノンと黄色い花」は
2008年3月21日にスタートいたしました。

そう、もうすぐ１年を迎えます。
いろいろ、ありましたね・・・。

一年前からこの活動をご存じの方
最近このブログに出会った方
書き込みはまだだけど、心のどこかで応援している方

多くの方の励まし＆応援があって１周年を迎えます。
ありがとうございます。

そこで、みなさんに提案があります。

１歳になる、この「ジョンレノンと黄色い花」に
はじめてのバースデーメッセージをメールで送っていただけませんか？
２つの募集テーマを設定してみました。

★募集テーマ１
【私が忘れられない記事・コメント】

このブログを見るようになって、
いままであなたが感じたこと、印象に残ったこと、じーんとしたこと。
少しずつ変わってきた心境の変化、ダブルファンタジーに寄せる思い。

印象に残る記事の日付・タイトルをセレクトし、その時の気持ちを綴ってください。
形式は問いません。あなたの心からの言葉で語ってください。

★募集テーマ２
【私のフリージア】

家で植えているフリージアの花芽・咲きはじめ・満開
花屋さんで購入した切り花
ホテルやレストランで目にとまった花のディスプレイ
フリージアを持ったあなたや大切な人のベストショット

心が動いた写真データを（640x480ピクセルを目安に）お送りください。

写真にタイトルをつけ、私のフリージアについて綴ってください。
形式は問いません。あなたの伝えたいメッセージを語ってください。

２つのテーマのバースデーメッセージは、メールでこちらまで。
doublefantasy@t01.com

メール件名には、以下の記入をお願いいたします。
【バースデーメッセージ?私が忘れられない記事・コメント】　もしくは
【バースデーメッセージ?私のフリージア】

２テーマどちらか１本でも、２本両方の応募もOKですが、記事１本にメール１通で。
あなたなら、どんな書き出しからはじめますか・・。

メッセージの締切は、少し時間を取ろうと思います。
あなた自身の想いをそっと振り返って、言葉にできる時まで。
心が動く納得の一枚が撮影できるまで。

３月末日を締切とさせてください。

いただいたメッセージは、
できる限りこのブログの特集記事もしくはコメントの一部として
ご紹介させていただきたい、と思います。

このブログを見てくださっている人は、時間・場所・想いを共有している人。
いままでコメント欄に登場していない人も、お送りいただけるとうれしいです。

１歳になるブログへのバースデーメッセージは、こちら
doublefantasy@t01.com　まで

【バースデーメッセージ?私が忘れられない記事・コメント】　もしくは
【バースデーメッセージ?私のフリージア】の件名で・・・。

たくさんのバースデーメッセージ、お待ちしております。村岡みち子

ファンタジスタの優子＆芽衣さんから
こんなステキなメッセージが届きましたので紹介します。 村岡みち子

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真吾さん、ファンタジスタのみなさん
こんにちは。
優子＆芽衣です。

私、mikiさんと一緒に行ってきました！
高舘さんが育ててくださった、八重咲きフリージアが咲き誇る
ジョンレノンミュージアムへ！

ちょうど２日前に、高舘さんが新たなプランターをお持ち下さったとのことで、
正面入口に入ってすぐ、沢山の華やかな黄色い花がお出迎えしてくれました。
フリージアの良い香りがいっぱい！

昨年の１２月７日。
素敵な出会いとlove＆Peaceに溢れたイベントでの集合写真
覚えていますか

ここに並んでいるフリージアたちが、とても気になっていたんです。
バレンタインデーには、こんなに華やかな八重を咲かせていました。

実は、私もmikiさんも八重咲きのフリージアを見るのはこれが初めて。
ふたりで食い入るように見入ってしまいました！

こんなに沢山の蕾をつけたフリージアを見るのも初めて！
思わず数えちゃいました。

さらに嬉しいことに、館長の水沢さんにもお会いすることができたのです。
今日はバレンタインデー、腕を組んで記念に一枚！

館長の水沢さんからお聞きしたところ、
副館長の渡辺さんが、フリージアのお世話をされていらっしゃるそうですよ！

ミュージアムを訪れた方は、皆さんこの八重咲きフリージアに感激されるそうです。
やはり、殆どの方が八重のフリージアを見るのが初めてで、
とても興味深そうに見ていらっしゃるとか。

フリージアが置かれている場所は、建物の中で陽が燦々と当たる場所でもないのに、
蕾はどんどん花開いていくそうです。

水沢さんがおっしゃるには
「ここはいつもジョンの曲が流れていて、
毎日、毎日ジョンの曲を聞いて育っているから、
陽が当たらなくても次々開花しちゃうのかな。」とのこと。

ジョンの曲で花開く。。。
まぁ、なんとIt Fantasyな！！

さて、もうすぐ皆さんのフリージアの開花宣言が続々と聞こえてきますね！
我が家のフリージアは花芽もまだまだなので、
今日から『ダブルファンタジー』を聞かせてみようかな！？

学生の時、ドキドキ楽しんだバレンタインデー。
今年の２月１４日は十数年ぶりに、
ワクワク・ドキドキと『甘ぁ?い香り』に包まれた
幸せなバレンタインデーを過ごせました！

高舘さん、本当に素敵なフリージアありがとうございます。
水沢館長さん、突撃訪問にも関わらず、お忙しい中本当にありがとうございました。

少しでも、八重咲きフリージアの美しさと感激が
皆さんにお伝えできましたら幸いです！

From　優子＆芽衣

今日は確かにみんなの言うとおり、僕のバースディ。
　

毎年ひな祭りだけど・・・毎年僕のバースディ。
　
　
初めての大雪のバースディ。
　

今年は考えられないほど沢山の方に「おめでと」って言ってもらえて・・・。

嬉しいものですね。

うれしくって一日中、体と頭の中がジーンとしていた。

これまでの人生で一番の誕生日が今日。

忘れません。

みんなありがとう。
　
　
　

お礼に・・・。

これからのみんなのバースディに。

それぞれの大切なバースディに。

心からの「おめでとう」を贈ります。

ハッピーバースディ！！

それぞれが夢のような・・・ファンタジーな１年になることを祈りながら！

柳生真吾