すべての花の判定が出ました

残念な結果でしたが、これで一つのゴールに到着したのかな。

うーん・・・前から本物のダブルファンタジーが見つからなくったって、じゅ?ぶん素敵な活動だと確信しています・・・・・・が、今の僕は頭の中が真っ白。

何となく全身の力が抜けています。
 
 
いとうせいこう兄貴に会いに行きました。

 

【真 吾】せいこうさん、花の時期が終わってフランクさんからの判定結果も
     出ましたね。

     我々の探した「ファンタジー」は「ファンタジー」のままだった・・・

     みんなで2年かけて探した旅は、一つの終わりを迎えたと僕は
     思うんです。

 
【いとう】そうだね。本当にお疲れさまでした。
 
     真吾さんにはリーダーの肩の重荷をおろし、ゆっくり休んで
     もらいたいな。
 
      この2年で素晴らしいファーストアルバムが仕上がったと思うよ。
 
     アーティストは、一枚のアルバムを完成させると真っ白になって十分な
     充電期間を経て、次のアルバムのテーマやコンセプトを決める。
 
     続けて2枚のアルバムは無理でしょ。
 
     真吾さんとファンタジスタの僕らにも、その充電期間が来たんだと
     僕は思う。

 
【真 吾】「ファンタジー」は、たった一つの花の名前にすぎないんけど、
     探しているプロセスの中でいろんな「ファンタジーな物語」を
     見つけることができた。

     かけがえのない多くの人とも知り合えた。
 
     海外にもさまざまなネットワークが広がってくれた。

     ダブルファンタジーは、それぞれの人の心の中に
     育ち始めているのかな。

 
【いとう】もちろん!

     真吾さんは2年前にファンタジーという球根を自分と
     ファンタジスタたちの心に植えた。

     元気な芽が出てすくすく育ち、そして花をつけた。

     きれいな花のあと、そっと球根を掘り上げてみたら
     立派な根が張って・・・
 
     なんと球根のまわりには小さな木子(子供の球根)が
     たくさんできてるじゃない!

     僕たちの心の中の「ファンタジー」は
     たくさんの「次なるファンタジー」に増えたんだよ。

     真吾さんは一睡もせず2年間「ファンタジー」が育つのをずっと
     先頭に立ちサポートしてきたんだ。

     ほら!今は堀り上げた球根は
     次に植えるまでしっかり眠らせる時期でしょ。

     真吾さんも「次なるファンタジー」の植える場所を、
     眠りながらじっくり夢見るときだよ。

 
【真 吾】なるほど!晴れがあれば雨もある。昼があれば夜もある。

     でもこの充電期間、ファンタジスタたちはわかってくれるかな。

 
【いとう】真吾さんはリーダーから一人のファンタジスタとなって
     自由に夢だけをみればいいんだ。

     今は育てなくっていい。

     大丈夫。
     
     何にもとらわれず夢を見る「新しい柳生真吾」に会えるのだから!

     ファンタジスタもずっと待ってくれる。
 


09062401.jpg
 


僕とみんなの心の中に育った「次なるファンタジー」

僕はこの「次なるファンタジー」を植える場所をゆっくり夢見たいです。
 
ゆっくり・・・

 
 
みんなでゆらゆら、ふわふわと自由に夢を見ませんか?

 
 
ダブルファンタジーの活動は、損も得も欲もかけひきも思惑もない。

花が人を笑顔にしてくれる。

そんな夢をただ信じるだけ。

 
 
「夢は現実!」

 
 
僕は今、その「夢」を見直したい。

 
 
ふわっと眼がさめ、夢を語りたくなったら僕はここにコメントします。

ふわっと眼がさめ、夢を語りたくなったらみんなもここにコメントしてください。

そう、ここは夢のたまり場。

 
 
そしてある日、パッチリ目が覚めたとき!

それがセカンドアルバムの始まりの日!!

植え付けの日!!!

 
 
みんな、素敵な時間をありがとう。

まだまだ先は長い。

次のセッションを楽しみにしています。

 
 
柳生真吾

 
 
(みんなからお預かりしているカンパ金、大切に眠らせてあります。)

みなさん。

フランクさんからファンタジーの判定結果が届きました。
 
 
 
みんなで見つけ出した球根たち。

ハルキチファンタジー・すずめファンタジー・第3のファンタジー
そしてファンタジーの兄弟であるコロナ・ロマニー・ダイアナ。

 
 
日本では八丈島の山下さん、茨城県の本図せんせい、埼玉・高成園の高館さん、種子島・清水園芸の清水さんに大切に育てていただきましたよね。

そしてボブさん・フランクさんのロンドンの農場では、第3のファンタジー以外のすべてを栽培していただきました。

 

ボブさん、フランクさんによるその判定結果を報告します。
(第3のファンタジーは写真判定。)

 

09062303.jpg
(これは埼玉高館くんの農場で咲いた花たち)
 
 

・・・残念ながら・・・すべて当時のそれらとは違うとのことでした。
また時代とともに変化してしまったものでもなく、まったく別の品種ということも。

花の色、形、大きさ、香りからだけでなく咲く時期、つぼみの形。
また葉っぱ、全体の姿、背丈・・・総合的な判断です。

 
 

これはダブルファンタジーの育成者「故ジョン・ゴーマンさん」の息子さんである、ボブさん・フランクさんの共通の見解としていいでしょう。

また八丈ナーセリーの山下さん、本図先生も同じ意見です。
 
 
 

私たちが探したファンタジーたち。
 
たくさんの想いをのせて咲いた花たち。

どこかですり替わってしまったようですね。
 
 

残念・・・
 
 
 
やぎゅうしんご

柳生真吾です。

あちこちからうれしいメールが届いていますよ。
まずは九州福岡から。

おはようございます。フリージアの状況報告です
前校長の稗島さんを指南役に迎えて、横手新校長はじめ「花ボラ(花ボランティア)さん」と地域の方々、緑のコーディネータ?2名と会員の古賀氏など総勢約30名で掘り上げを実施しました。
「フリージアについては高館さん、柳生さんからの注意事項を守りましたよ」(横手校長)

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4月に校長先生が変わりました。
横手新校長も花が大好きだそう!

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稗島前校長もだまってはいられない!?
昨年は大変お世話になりました。ありがとうございます。

09062005.jpg

お見事!
ちゃんと木子(子供の球根)もいっぱい付いてるよ。

 
 
そして種子島からも報告です。

種子島の清水です。
こちらは、5月中旬に梅雨入りしましたが空梅雨でほとんど雨が降っておりません。
現在、フリージア球根の堀上げの真っ最中ですので私達は、雨が降らず助かっています。
5月初旬から7月中旬まで約1900万球のフリージア球根を堀上げますのでまだまだ、折り返し地点ですがみんな顔が真っ黒になりながら頑張っています。
堀上げの模様を添付しますので雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
以上近況報告です。
では、また!

種子島より  清水 徹

09062001.jpg

09062002.jpg


あちこち掘り上げがブーム!?
ファンタジスタからのコメントでも、たくさんの掘り上げのニュースが!

最近の街中での挨拶も「どう?」「まだなんだよ・・・」と交わされているとかいないとか。

大切に育てたフリージア。
掘り上げはその総仕上げですからね。

なんだか嬉しいな。

SHINGO

種子島の広大な畑に咲く花「ブルームーン」

誇らしげに、力強く、しなやかに!

そう、ボブ・ゴーマンさんの作った名花です。

09061701.jpg

イギリスのモモコさんから、ボブさんの容態を聞くことができたので報告させてください。

以下、モモコさんより。


今朝、フランクさんと話しました。
ボブさんは今のピーターバラの病院から、新しくできたローカルの病院へ近い内に移動されるそうです。
未だ話す事や手足を動かすのも難しいそうです。
でもサポートして少しは歩くことはできるとのこと。
いずれにしろ、リハビリを辛抱強く続けて回復を待つという状況です。
かなりの時間がかかるでしょう。
本人の頑張る意思が挫けないようにすることが大切だと思いますと言われていました。


良かった・・・

大きな峠は越えたとのことです。

良かった・・・本当に良かった・・・

「リハビリはこれから」ではありますが、まずは小さく乾杯ですね。

あぁ良かった・・・


柳生真吾

やあ、ジョンだ。

前回のレポートの後半、こう書いたのを覚えているかい?

++++++++++++++++++
さて、俺のミッションもこれにて完了だ。
清洲店長が呼んでいる。そろそろ次の使命が与えられるようだ。
++++++++++++++++++

先日で俺の登場も完了かと思ったが・・・3回連続の登場となった。
清洲店長に呼ばれた理由、次のミッションは・・・・これだった。

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「ジョン、ずいぶん球根の堀り上げ、勉強しとったなぁ。
倶楽部のグラスハウスにもフリージアの植木鉢あるんやけど、実践はやらんのか?」
詳しくは、後半で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回の俺のレポートで、みんな球根の堀り上げをやろうぜ!という
モチベーションが盛り上がったと思う。

もう、明日にも着手するって雰囲気がビシビシ伝わってくる。
ただし、ここでふと自分の身近なフリージア達を見直してほしいんだ。


ファンタジスタのフリージア達は、去年植木鉢に植えたものもあれば、
露地で10年以上定着しているものもある。

さらに、この時期の堀上げや秋ごろの植えかえに何らかの都合で
着手できないファンタジスタもいるだろう。

今回のレポートは、またもや高舘氏のアドバイスを基に、前回の追記として、
堀り上げせず、球根を健やかに秋まで保存するための方法を、例の方式で伝授する。
(噂で聞いた話だが、真吾リーダーはこの方式がお気に入りらしい)


【堀り上げず、球根を秋まで健やかに保存する極意 ? がんばらない掘り上げ】


その一:球根を健やかに保つべき大義は、水ハケを良くすることであるべし。
     土の中であれ、掘り上げであれ、水分に常時浸ると腐敗の恐れあり。
     特にこれからの梅雨時期はご注意召されよ。


その二:堀り上げず、露地で植えたままの保存を志す場合、合い言葉は「城を守れ」
     球根を中心として、直径50cm程度のお堀そして用水路の溝を掘るのじゃ。
     周りの雑草を刈り、そのお堀を雨水が通るよう細工の上、水ハケを良くし、
     一夏超えをするのが肝要。直径は50cmが理想だが、適宜で良い。


その三:植木鉢は、鉢ごと直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させるべし。
     その際、赤子泣いても水はやらぬ覚悟で、心を鬼にして過ごされよ。
     天が決めた時機がくれば、球根の中の水分のみで新芽が出てこよう。
     それまでは、のんびりと構えておくが良い。


その四:路地で10年以上植えたままの球根は、牽引根と呼ばれておるらしい。
     一年毎に土の中へ下がっている可能性が高く、根も深く張っていよう。
     掘り上げ作戦にかかる場合は、丁寧に赤子を扱うように、心して行われよ。
     そのまま保存の場合は、お堀と用水路で城を守り、時機を待たれよ。


その五:最後に重要なことを告げて、極意を締めくくる。
     掘り上げるも、そのまま保存するも、まずはそなたと球根の対話が大事。

     球根と心を合わせその声を聞き、環境を変えたいか、変えずにいたいか。
     小さな命と向き合い、よう会話し、そなた自身と球根の将来を決めるが良い。

     そうして球根とも仲良くなれるようなら、そなたも庭師への第一歩。

 

雅実氏のご指導に感謝する。そして、ファンタジスタの健闘を祈る。

最後の章は、球根だけのことではなく、人間関係についても同じこと・・・。
俺は自分の子供との関係とダブってリンクした。

君はどう感じた?

++++++++++++++++++++++++++++++++++

清洲店長に呼ばれたのは、球根の堀り上げを実践せよ!との指令だった。
俺は、自分の書いた極意を一字一句、念仏のように唱えながら堀上げた。

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どうだい。かわいい赤子が現れたぜ。

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こんなにすくすくと育ってた。

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そして、日陰の風通しの良いところに干す。秋までゆっくり眠れよ。俺の球根。


これにてミッションは、最後の実践を含めて完了した。

俺を明るい世界へと導き、ここまで任務遂行できたのは、
清洲店長と多くのファンタジスタが温かく見守ってくれたおかげ。ありがとう。

今回も、俺の今の気持ちをそのまま真吾リーダーが表現してくれた一枚を紹介して
サヨナラのメッセージとしよう。

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俺達、似合っているかい?

やあ、ジョンだ。もう一度会えたね。

先日は、突然の再登場にかかわらず
覚えていてくれて、そしてコメントありがとう。

今回のミッションは「球根の堀上げ」だ。

これは高成園の雅実氏より、
極秘にアドバイスをうけた貴重な助言といえよう。
雅実氏の深い好意に感謝する。


言葉での伝授を披露する前に
これを読んでいるファンタジスタに
球根堀上げの成功イメージを持ってもらおう。

これだ。じっくり見て
自分が掘り上げているビジョンをシミュレーションしてほしい。

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どうだい、上手く掘り起こせそうかい?
自分がうまくいきそうなイメージを持てれば、次のステップへ。

それでは、待たせたね。日本文化を学ぶべく
最近時代劇で勉強した日本伝統的な格言方式で伝えよう。


【球根堀上げの極意】

その一:球根堀上げ時は、心を静かに、宝物を掘るがごとく
     球根の周りを大きくスコップを縦に使い掘り上げるべし。


その二:球根は極めてデリケートであるため、赤子に触れるがごとく
     堀上げ時には、一つたりとも傷をつけぬよう心して扱うべし。


その三:よく育った球根には、周囲に木子と呼ばれる、こどもの球根が
     付着している場合もある。それらも親より外すことなく仲良く
     寄り添わせておくが良い。


その四:同様に、球根の周りには古い球根や根っこが寄り添っている
     場合がある。それらは本球根に自らの栄養を与え続け、次の
     世代を守っておる。これも仲良く寄り添わせておくが良い。


その五:写真のごとく、葉や茎が緑色の場合も同様に、
     球根に付けたままの状態で保存させるものとする。
     葉や茎が枯れ、乾燥したときは取り除いてもよしとする。


その六:保存は、直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させるべし。
     細かい網やネットに入れ、軒下などに吊り下げておくのもよかろう。
     その際、球根は重なることなく、間を保って配置すべし。


その七:ここでの最大の注意点は、これから迎える梅雨時期の湿気には
     細心の注意を払い、湿り気・カビを発生させぬよう。


その八:程よく乾燥し、球根に新しい皮が形成されれば、満願成就の兆し。
     ここで、古い根や球根、木子そして枯れた葉や茎を外すべし。
     乾燥は、植え付け間際まで続けることを推奨す。


その九:植え付け時期は10月下旬から11月中をお勧めする。
     余り早い時期の植え付けは、高温障害(植え痛み)に遭う恐れあり。
     ご注意めされよ。
     葉が伸びすぎて倒れる事を回避することにもなり、一石二鳥。


その十:栽培する土は、水はけが良く栄養豊富な土がよし。
     ただし肥料分があまり多すぎると、病気に弱く軟弱になるため注意。
     植え付け後は、しっかりと水をやり日当たりの良い場所ですくすく育てよ。
     雨の当て過ぎは、病気に掛かりやすくなるやもしれぬため、注意せよ。

   
最後に:植え付け時期が近づくと、球根のおしりに新しい根が確認可能となる。
     その根を傷めぬように赤子を扱うかごとく植え付けするべし。


以上、家訓のごとく長いものとなったが、気楽に楽しんで掘り上げてほしい。
可愛いものほど手がかかるのは、どの場合も同じこと。

そう、堀上げたのは、箱入りの大切なこの球根なのだから。
君のそばにいる球根も、同義語だとおもうよ。

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さて、俺のミッションもこれにて完了だ。
清洲店長が呼んでいる。そろそろ次の使命が与えられるようだ。

最後に、俺の今の気持ちをそのまま真吾リーダーが表現してくれた一枚を紹介して
サヨナラの代わりとしよう。

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Good Luck!

やあ、しばらく、ジョンだ。俺のコトは覚えているかい。
巡礼の旅のミッションを終え、もう2ケ月が経った。

あれからは、清洲店長から次のミッションを与えられ、極秘任務をこなす毎日だった。
今日は真吾ボスからの許可が下りたので、久々にブログ用のレポートを書いている。

さあ、何から話そうか。

真吾ボスから与えられたミッションは、発表するレポートを仕上げること。
課題である2つのテーマと、今向き合っているところだ。


話は遡るが、3月の巡礼の旅。その最終日に我々が向かったのは、埼玉県の高成園だった。
そこで、俺は初めて高舘ファミリーと会い、高舘雅実氏とは初対面にも関わらず、深い話ができた。フリージアに込める想い、今までの悪戦苦闘の毎日、家族が支えてくれた一言。濃密な言葉が行きかう時間を楽しんだ後、彼は最後にこう言ったのだ。

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「今度は、八ヶ岳に会いに行く」

程なく、彼はファミリーと約束通り八ヶ岳へやってきた。ある晴れた春の日だった。
ミスフリージア達も、八ヶ岳の遅い春を見つけだし、楽しそうに報告してくれた。
雅実氏は「渡したいものがある」と一枚のメモリアルシートを、手渡した。
それは・・・これだ。

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「ファンタジー栽培日記 2008秋?2009春」

俺は絶句したまま、長い時間をかけて一枚一枚のカットを眺めた。

写真が物語っていたのは、
その時の勢い、清々しい風、必然として出てきた言葉、見守る眼差し。

それらの全てがこのシートに詰められ、明らかに存在していた。


俺が見つめた一枚一枚を、その体験を共有してみるかい。一緒に。


ううむ。俺からの紹介は、どんな言葉を使っても稚拙なものになりそうだ。
俺の役割は、雅実氏から届いたメッセージをそのままファンタジスタに届けること。
こちらをじっくりと読んでほしい。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ただ、ひたすらフリージアに正面から向き合って栽培している
夫を陰から支えてくれる妻、最近急に成長した長女、
バレーボールに燃えてる次女、おちゃめな三女に、わんぱく長男。

そして、現役バリバリの両親。
みんなで育てた記録が、この栽培日記です。

ファンタジーの持つ力なのか!
とても貴重な時間を過ごすことができ、感謝の気持でいっぱいです。

ファンタジスタの皆さん、たくさんのコメントありがとうございました。
なんど励まされたことか!本当にありがとうございます。

次のシーズンも、全力でフリージアに向き合いたいと思います!!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

改めて、高舘ファミリーに深い感謝。ありがとう。

そして、ここで一つ予告をしよう。
前段で、俺には2つの課題テーマがあるといった。

もう一つのテーマは・・・・・・・・・・球根の掘り上げ。


前の記事コメントで、しましまさんが疑問に思っていた掘り上げ作業。
他にもフリージアを咲かせた植木鉢がそのままになっているファンタジスタもいるだろう。


それらの球根を救出するべく、高舘氏から伝授された掘り上げアドバイスを、次回のレポートとする。
土の中のファンタジーを、一緒に掘り上げよう。賛成してくれるかい?

ファンタジスタ 村岡みち子です。

八ヶ岳の雑木林も緑が濃くなり
透き通るような青空に映える季節となりました。

先日の1周年企画【バースデー・メッセージ】のなかで
しましまさんから頂いた、メッセージと画像
実は続編があるのです。

もう、ずっと前にいただいていたのですが
掲載記事満載で遅くなってしまってごめんなさい。

++++++++++++++++++++++

こんにちは。
【バースデーメッセージ】13th
心がほぐれるあったかい村岡さんのメッセージと共にのせていただき、
ありがとうございました。

育ててるフリージアの成長の変化を時折、写真におさめていたのですが、
ブログ開設1周年記念企画のお知らせを読んでから締切の日まで、
実は毎日フリージアの写真を撮っていて、すごく楽しかったです!

たくさん撮ったうちの3枚の写真も見てほしいので添付しちゃいます。

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・黄色いフリージア(ヘリオス)、真吾さんの本に習って、
 逆光で、片手に鉢、片手にカメラと、プルプルふるえながら撮りました(^^;)


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・締切に間に合わなかった色々のフリージア、満開な感じです。
 
 
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・ダブルファンタジー風に、白?クリーム色のフリージア(ヴォランテ)を。
 背が高くて、特に中心部のクリーム色が肥料をあげて濃くなったような気がします。

++++++++++++++++++++++++

しましまさん。ありがとうございます。

毎日、フリージアを撮影していたのですね。
少しずつの成長や開花に、敏感に気づくようになるのでしょうね。
特に満開のカットは、花が誇らしげにみえます。

もうフリージアの時期は、終わってしまったのだけれど
こうして凛とした姿を見ていると
懐かしくもあり、うれしくもあり。

旧知の友と再会したような、そんな気持ちになりました。

しましまさん。お送りいただいた続編、やっと報告できました。
また、あの笑顔に会える日をお待ちしています。


≪第二幕≫
お待たせいたしました。推理問題の答えを発表させていただきます。もうお分かりかと思いますが、“ウェーブ・パープル”は、竹下刑事長が育種なさったペチュニアで、バミューダを含む北米市場ではテレビCMが流されるほどにメジャーな品種なのでした。


因みに、私が最初に身柄を確保した“イージー・ウェーブ”は、どうして“主犯格”ではなかったかと申しますと、“イージー・ウェーブ”という種類のペチュニアの中には更に、様々な色のバラエティーもあるのですが、今年バミューダに入って来ていた色がたまたま、“ロージー・ドーン”という色で、この色は“Ball Horticultural Company社”が育種したものであるので…との刑事長のお話でした。他の色の“イージー・ウェーブ”には、共同開発のものや、刑事長が単独で育種なさったものもあるそうです。

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“ウェーブ・パープル”名札の®マークが光っております。キリンアグリバイオ社の登録商標です。
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今回のスペシャルな“ウェーブ・パープル”。写真はこちらです。
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“イージー・ウェーブ”は、他種のペチュニアと一緒に、バミューダ植物園にも植えられていました。この写真の花壇は、ジョンがファンタジーを見たとされる花壇からほんのちょっと、坂を斜め上に移動した所です。華やかな競演を、リチャードソンさんの笑顔と一緒にお楽しみください。

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≪第一幕≫
お久しぶりです。バミューダ署の容子です。昨年末以来、竹下刑事長との合同捜査に係わっていたため、すっかりご無沙汰しておりましたが、本日は晴れて捜査報告をお伝えできることを嬉しく思います。

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バミューダ署

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バミューダ署 裏庭


国際指名手配中の“ウェーブ一味”がバミューダに潜伏している可能性があるとの情報を刑事長から得たのは、世間がクリスマスとお正月の準備に賑わっていた、約5ヶ月前のことでした。バミューダ署は直ちに島内での聞き込み、張り込み、おとり捜査を始め、今年に入って4月初旬にようやく、容疑者一味のメンバーである“イージー・ウェーブ”の身柄確保に成功しました。

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このまま自白を引き出せれば、今回の事件も終息か…と思ったのも束の間、“イージー・ウェーブ”の供述によると、他にも主犯格の“ウェーブ・パープル”もバミューダに潜入していることが発覚!捜査班は“ウェーブ・パープル”の身柄も確保すべく、現場に急行しました。


それから約一ヶ月に渡る持久戦の末、今月に入ってようやく“ウェーブ・パープル”の開花に漕ぎつけ…あれ?容疑者なのに、“自白”ではなく“開花”とはこれいかに?…そうなんです、何を隠そう、私たちが追っていた容疑者一味は、“ウェーブ”という名前のペチュニアなのでした!

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バミューダ植物園看板前のペチュニア


さて、ここで問題です。皆様、この“ウェーブ・パープル”が、なぜ、竹下刑事長に追われるほどにスペシャルなのか、推理していただけますか?…答えは次回のお楽しみ♪ふっふっふ…。

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