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2013/12/17

福島 帰還困難地域を行く・・・01

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2013年11月15日 福島 帰還困難地域を廻った。
上記の写真は国道6号線(原発から約3km地点)から福島第一原発を捉えたもの・・・哀しく切ない想い。

確かなる目的を持って浪江の町に向かった。
そのレポートはこちらに >> http://www.js-foundation.com/...

浪江町から6号線を、双葉、大熊、富岡町にと車を走らせる。
この秋、「避難指示解除準備区域」、「居住制限区域」、「帰還困難区域」と線量の数値で区分けされた道を進む、政府の思惑も感じる道・・・複雑な気持ちになる。その区分再編を各自で調べて現実を感じてほしい。

私も311後、すぐにロシナンテス川原医師と宮城県名取市閖上地区に入った。
そして東北中の被災地を巡ってきた。福島にも何度も通ったけれど立ち入りが厳しく制限されているこの帰還困難地域に入ったのは初めて。

私自身の被曝を考えれば決して入るべきところではない。
しかし、カメラマンである以上、今を生きている人として・・・そして東日本大震災を見つめてきた1人として避けては通れない場所。
この忘れられた町々を微力でも伝えていかなければと思う一存からカメラを持って入った。

浪江町に入ってあっという間に瞬間的に5μsv/hを超える。
その日の最高値は20μsv/h・・・大熊町のR6の坂道。
それ以上の数値も当然あるだろう。当然低い線量の場所もある。
滞在時間は約5時間・・・この日の私の被曝積算線量は約5μsv/day。
この計算も各自で冷静に調べて勉強して精査してほしい。

瞬間的だけれど、この程度の放射線を浴びても私は何も感じない、気持ち悪くにもならない。
目に見えない放射能は、10年後20年後に発症するのかもしれない。
私はそれを抱えて生きていく。
それはヒロシマで生まれたDNAが許せないと言っているんだろうと思う。
私の愛する子供たちは正々堂々の被曝3世。

子供たちを育むのは極めて過酷な環境が、ここにある。

今回の訪問では、当然だけれど20代、30代の同行は拒否した。
全員が50代以上・・・それでも会いたい人がいる、忘れられ捨てられた町がある。

幾重もの検問を通過する・・・これが日本の現実。
アフリカスーダンでは当たり前の検問が、ある意味・・・厳しい形で存在する日本の姿。

検問に従事する方、原発現場の途方もない作業に従事する方、パトロールする全国各地の若い警察官、そしてこれらの町に携わる多くの方が高い線量を浴びながら必至に帰還困難区域内で従事している。

・・・彼らの身体を案じる、同時に感謝する。

異常な世界がここにある。

忘れてはいけない2013年の現実の日本の姿




案内してくれた浪江町役場の方が語る・・・

 「私の家も津波で流されました。古い農家なのでたくさんの部屋がありました。今の仮設は2部屋です・・・それだけでストレスになるのです。もうあの家には帰れないと思っています。しかしこの町が私の故郷です・・・放射能で汚染され身捨てられた町です。その現状を伝えてください。今回は来て頂いてありがとうございます」・・・と。

この言葉を受けとめて、せめてものあかりを灯すために私はまた浪江に何度でも向かいます。

それはソーラ街路灯という物の支援ではなくて、やはり・・・

「私たちは忘れていませんよ、いつも想っています」

という心をソーラ街路灯という灯台に想いを込めているんだと。



福島帰還困難区域を廻って強く感じたことは、人間文明は核というお化けを扱ってはいけないということ。

放射能をばら撒いてしまう原子力を扱ってはいけないということ。
そして我々は、この甚大な汚染と向きあい、付き合わなければならないということ。
人体実験されている環境に強い怒りを持って。


あかりを灯すことを・・・

***************************************************
3枚目の写真キャプション・・・

避難指示解除準備区域に指定された南相馬市小高区の中学校に灯されたソーラ街路灯

この学校に子供たちの声が響くのはいつのことだろう

しかし・・・あかりを灯す。

この土地に住んできた人、先祖にも敬意を払って祈りのあかりを灯し続ける。

今後、浪江町にも設置していく。

その心のおこないを写真に記録していきたいと思っています。


「いつか子供たちに伝えたい どんなふうに人が夢を繋いできたか・・・」


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